Last-modified: 2024-01-13 (土) 15:56:33 (107d)
【MC.205】 †
Macchi MC.205 (C.205)*1
第二次世界大戦期にマッキが開発、イタリア空軍で運用された単発レシプロ戦闘機。「C.205」とも呼称される。
MC.202の改良型かつ後継機で、強力なDB605エンジンの搭載によって性能が大きく向上している。
MC.202からの設計変更が小規模に留められた「MC.205V」と、大規模なものとなった「MC.205N」に大別されるが、実用化したのは前者のみ。後者は試作に終わった。
MC.205V Veltro †
愛称の「ヴェルトロ」は「グレイハウンド」の意。
1943年2月から本格的な配備が開始されたものの、イタリア本土への大規模空襲により生産は遅延、同年9月のイタリア降伏までに完成したのは100機程度だった。
しかし、その後もドイツの意向によって生産は継続され、最終的な総生産数は約260機となった。
MC.205N Orione †
愛称の「オリオーネ」は「オリオン」の意。
武装形態にモーターカノンを取り入れることで火力の強化を図ったが開発が遅延、イタリア降伏に伴い開発は事実上中止され、実用化には至らなかった。