Last-modified: 2018-12-18 (火) 17:54:22 (1957d)

【M72】(えむななじゅうに)

M72 LAW (Light Anti-tank Weapon, 軽量対戦車兵器)

1960年代からアメリカ陸軍などで使われる歩兵携行式ロケット弾
ほとんどのAFVに対して有効な成形炸薬弾だが、第二世代以降の主力戦車には通用しないとされる。

いわゆるバズーカの第二世代で、弾薬・発射筒を合わせても小銃より軽く、一人で肩にかついで撃てるのが特徴。
発射筒は短く畳まれた状態で出荷されるが、一度引き延ばしたらもう元には戻せず、弾薬の再装填もできない。一発限りの使い捨て。

第二世代主力戦車とほぼ同時期に登場した兵器であり、対戦車火器としては陳腐化して久しい。
しかし塹壕・市街地・軽車両へ攻撃するための支援火器として今なお現役。
対歩兵戦闘に用いられる事があまりに多いため、弾頭を対歩兵用の榴弾に換装したモデルも存在する。

関連:SMAW? M136 AT-4

要目

全長0.67m(収納状態)
銃身長280mm
重量2.5kg
使用弾薬66mmHEAT/榴弾
装弾数1発
銃口初速145m/秒
有効射程10〜1,000m


派生型

  • M72:
    初期生産型。

  • M72A1/A2:
    M72の派生型で推進薬を改良した型。

  • M72A3:
    A1/A2の派生型で安全装置を改良した型。

  • M72A4:
    M72の派生型で炸薬と発射機を改良した型。

  • M72A5:
    A3の派生型で発射機を改良した型。

  • M72A6:
    M72の派生型で炸薬及び発射機の改良や後方噴射ガスの調整を行った型。

  • M72A7:
    A6の派生型でアメリカ海軍使用モデル。

  • M72E8:
    A7の派生型で掩蓋内射撃性(FFE/Fire-From-Enclosure)を付与し、改良型発射機を採用した型。

  • M72E9:
    M72の派生型で貫通力を強化し、改良型発射機を採用した型。

  • M72E10:
    M72の派生型で榴弾による破片効果や改良型発射機を採用した型。


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