Last-modified: 2024-01-02 (火) 15:38:07 (116d)

【B747-400D】(びーななよんなな よんひゃくでぃー)

Boeing 747-400 Domestic.

ボーイング社の超大型四発ジェット旅客機B747-400の近距離路線向けバリエーション。
主に日本の国内線での使用を想定したモデルで、実際、発注した航空会社は日本航空全日本空輸のみだった。

日本国内の空港施設を利用する制約上、長すぎる主翼からウイングレットを含む延長部分が取り外された。
これによって燃費が悪化したが、日本の国内線は最長でも3時間程度の短距離路線であったため特段の問題とはみなされなかった。
同様の理由から水平尾翼内の燃料タンクも省略されている。
また、着陸回数の増加に対応させるために主脚・ドア周りの構造を強化している。

全体として、日本国内線における短距離・高稼働率での運航に特化された機体である。
ただし、海外渡航に際してフライト前に改装を施して-400標準型と同様の仕様に戻す事も可能であった。

1995年12月の生産終了までに19機が生産され、2機が-400標準型から改造された。
日本航空では2010年度までに全機退役し、全日本空輸でも2014年3月31日で全機退役した。
退役機の多くは酷使による激しい劣化が見受けられたため、ほとんどは中古機として転売される事なく解体された。

関連:B747SR

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B747-400D型(全日本空輸「ピカチュウジャンボ」(機体番号JA8957)。2013年10月退役)


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