Last-modified: 2023-04-30 (日) 16:46:25 (362d)

【92式地雷原処理ローラ】(きゅうにしきじらいげんしょりろーら)

陸上自衛隊が1992年に制式採用した戦車用の追加装備。
地雷原を前進する際に装備し、地面を掘り起こして地雷を爆破させながら強行突破する。

原則として、地雷除去作業を行う猶予のない緊急事態でのみ使用される。

駆動系の両輪前方に設置される頑丈な鋼鉄製のローラーで、前進すると地面を強く圧迫し、埋設された地雷を起爆させる。
磁気感知式の信管を反応させる必要があるため、ローラーには帯磁処理が施されている。
車輌の駆動系の太さに応じてローラーの太さも変える必要があるため、複数枚のローラーを横一列に並べて束ねる構造になっている。

74式戦車では片側4枚、90式戦車では片側5枚、89式装甲戦闘車では片側2枚を装備する。

接続部品の規格の関係で、90式戦車74式戦車89式装甲戦闘車にのみ装着できる。

性能諸元

全長3.5m
全高1.7m
全幅4.3m
全備重量11.8t
製作三菱重工業



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