Last-modified: 2017-12-28 (木) 21:51:07 (2311d)

【突撃銃】(とつげきじゅう)

SturmGewehr(シュトゥルムゲヴェーア)(独)/Assault rifle(アサルトライフル)(英).

突撃など、急激な機動を伴う戦局で用いるための銃。
敵との交戦距離が一定しないため、小銃有効射程と、短機関銃白兵戦制圧力を兼ね備える事が求められる。

つまるところフルオート射撃の可能な小銃を指す語であり、おおむね自動小銃の同義語とされる。
ただし、近年では自動小銃の中でもフルオートを重視して小口径弾を用いるものを指す。
狙撃を求めるバトルライフルは突撃銃に含まれない事が多い。

通常フルオートセミオートの切り替えを行えるが、運用教則上、基本的にセミオートで撃つ事が推奨される。
フルオート射撃時は激しい反動で命中率が著しく低下し、また戦場での恐怖心から無駄弾を撃つ事が多いからである。
このため、フルオートを廃してバースト射撃に置換したモデルもある。

世界初の突撃銃は1943年にドイツ軍に採用されたMP43(後のStG44)。
突撃銃は歩兵火力の革命となり、前世代のボルトアクションライフルセミオート小銃を過去の遺物とした。
実際、第二次世界大戦終結後の軍用小銃は一部例外的な狙撃銃を除くほぼ全てが突撃銃の思想で設計されている。

関連:M16(小銃) AK47


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