【天草飛行場】(あまくさひこうじょう) †

熊本県天草市に所在する飛行場。「天草空港」とも呼ばれる。
地域航空会社の天草エアラインが拠点としている。

本飛行場の歴史は、1980年代に当時の熊本県知事が「天草地方に小型空港を作る」ことを表明したのに始まる。
当時は西武鉄道グループがレジャー施設の建設を構想しており、それを見越して本田航空が参入する意向を示していた。
しかし、1990年代の株・土地バブル崩壊に伴う長期の不況で西武鉄道グループのレジャー施設建設が中止となり、本田航空もコミューター航空事業から撤退したため、就航の見込みが立たなくなった。
結局、熊本県や天草地方の市町村の出資による第三セクターとして天草エアラインが設立され、就航することになった。

本飛行場の滑走路は、当初はサーブ340の就航を見込んで建設されていたが、建設中にサーブ340の生産が中止となり、就航する機体がDHC-8に変更されたため、より厚い舗装が施されている。
なお、並行誘導路は備えられていない。

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