Last-modified: 2024-04-20 (土) 10:59:36 (7d)

【鹿屋航空基地】(かのやこうくうきち)

JMSDF Kanoya Air Base.

鹿児島県鹿屋市に所在する軍用飛行場
海上自衛隊が(固定翼哨戒機部隊を駐留させており、日本の南西海域を守備範囲として防衛・警備・災害派遣対応にあたっている。
また、基地内には「鹿屋航空資料館」があり、海上自衛隊の航空機に関する歴史資料を展示公開している*1

本飛行場の歴史は、1936年に日本海軍が建設した飛行場に始まる。
大東亜戦争では海軍航空隊の基地として用いられ*2、末期(沖縄戦?の頃)には第5航空艦隊*3司令部が置かれ、菊水作戦?における特攻隊の出撃基地ともなった。

終戦に伴って進駐してきたアメリカ軍に接収され、第5空軍が基地として用いていた。
その後、警察予備隊第4管区隊第12連隊(現在の陸上自衛隊第12普通科連隊*4)などの日本側部隊も当地で編成され、さらに海上自衛隊部隊を駐留させて現在に至っている。

空港情報

種別軍用
滑走路2,250m×45m(08R/26L)
1,200m×40m(08L/26R)
3レターコードなし
4レターコードRJFY
ILSn/a
設置・管理者日本国防衛省海上自衛隊


駐留部隊

駐留部隊はいずれも海上自衛隊の部隊である。

  • 自衛艦隊航空集団隷下
    • 第1航空群
      • 第1航空隊(P-3C及びP-1を運用)
      • 第1整備補給隊
      • 鹿屋航空基地隊
    • 第1航空修理隊
  • 教育航空集団隷下
    • 第211教育航空隊(TH-135を運用)
    • 第212教育航空隊(SH-60Kを運用)
  • 防衛大臣直轄
    • システム通信隊群隷下
      • 佐世保システム通信隊鹿屋システム通信分遣隊
    • 警務隊隷下
      • 佐世保地方警務隊鹿屋警務分遣隊

*1 同資料館には旧海軍二式飛行艇(唯一現存する機体。終戦後長らくアメリカ海軍ノーフォーク基地で保存されていた)も展示されている。
*2 このため、滑走路脇には現在でも零式艦上戦闘機を収めた掩体壕が残されている他、司令部庁舎も2015年まで戦前に作られたものが使用されていた。
*3 西日本地域における海軍の基地航空隊を統括指揮した高等司令部。
*4 西部方面隊第8師団隷下。

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