Last-modified: 2024-04-06 (土) 12:34:08 (21d)

【航空通信士】(こうくうつうしんし)

航空機の機内で無線通信機器の取り扱いに専従するエビエーター

コンピュータの発達以前の無線通信機器は綿密な調整・監視が必要で、複雑な操作が想定される場合は専任の通信士を充てる必要があった。
1980年代以降は電子工学・人間工学の進歩によって通信操作が簡略化され、操縦士などとの兼任が可能となったため専任の航空通信士は廃されていった。

現代において専任の航空通信士が必要とされるのは、以下のような特殊な事例に限られる。

捜索救難
要救助者が用いている通信機器の仕様を限定できないため、要救助者と交信するために無線通信に関する広範な知識が要求される。
電子戦機
ECMECCMの運用に航空通信士が関与している可能性がある(軍事機密につき詳細不明)。
政府専用機
搭乗する要人が政治的秘匿通信を行うための設備が搭載され、その操作と機密保守のために航空通信士を充てる場合がある。

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