Last-modified: 2023-08-04 (金) 22:51:07 (266d)

【航空整備士】(こうくうせいびし)

aircraft mechanic*1.

航空機の整備や点検を行う技術者、またはその職業。
運用中の航空機に発生しうる機械的事故を未然に防ぐ役割を持つ。

日本(民間航空)

航空法で定められた国家資格である。

軽微な修理までを行える「運行整備士」と、小修理まで行える「整備士」の二種類がある。
またそれぞれが大型航空機を扱う「一等」と、小型航空機を扱う「二等」に分かれている*2

軽微な修理は複雑でなく、発動機を作動しての点検を必要としない簡単な作業。
小修理は調整等が必要となり、場合により発動機の作動を求められる作業。
大修理は完全な点検が不可能な作業であり、実施する際には国土交通大臣の認可を必要とする。

二等は飛行機回転翼機滑空機飛行船の区分ごとに、またエンジンピストンガスタービンかによって限定条件がある。
一等は機種ごとに限定条件があり、例えば「B777限定の一等整備士」はB777の確認しか行えない。

航空整備士としての就職を目指す学生は、まず「飛行機ピストン」限定の二等航空整備士資格を取得することを目標とする。
一等航空整備士は、企業での実務経験を5〜10年ほど経た上で取得するのが一般的。

関連:航空工場整備士 航空法

自衛隊

自衛隊では、防衛大臣が発行する航空従事者技能証明「整備士」を保有する以下のような職種隊員が航空機の整備にあたっている。


*1 単に"mechanic"とも呼ばれる。
*2 大型・小型の区分は飛行機ヘリコプターによって異なる。飛行機の場合は12,500ポンド(5,700kg)以上が大型。

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