Last-modified: 2023-06-21 (水) 15:04:57 (312d)

【午砲】(ごほう)

Time Gun/Noon-day Gun.

時刻を知らせる目的で空包を撃って音を立てる事。
日本では毎日正午に撃つと定めた制度から「午砲」と呼ばれるが、用法・制度・歴史的背景は国ごとに不定。

元々は18世紀末頃の大英帝国で、港湾停泊中の船向けの告知として行ったのが始まり。
その後、英国植民地に寄港した他国の船舶を通じて世界中に広まった。

ただし、相当な騒音を伴い、また大砲を撃って装薬を大量に使う関係で相応の経費がかかる。
このため、時計・ラジオ・拡声器などの普及によって用済みとなり、20世紀中頃までには廃れていった。
時報として音響を鳴らす慣習は今でも各地に残るが、近年ではサイレンやラウドスピーカーで鳴らしている事が多い。


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