Last-modified: 2023-04-23 (日) 14:20:11 (370d)

【空弁】(そらべん)

旅客機の機内で食べる事を想定して製造販売されている弁当。「空港の弁当」の意。
基本的には日本国内に限定した文脈で扱われる語であり、海外事情については考慮されない事が多い。

航空旅客業界の変遷に伴って1990年代に販路が拓かれたもので、特に以下の事由で需要が伸びたとされる。

  • 国内線での機内食サービスの廃止。航空運賃の自由化(45/47体制の崩壊)によって生じた価格競争に因る(その後、一部の路線・グレードでは軽食や飲み物の提供が復活している)。
  • 空港施設内の飲食店の需要減。eチケットの普及により、乗客の空港滞在時間が大幅に短縮された事に因る。

鉄道における「駅弁」と同様、地域の独自色を打ち出し、空港所在地の名産品を積極的に用いる傾向にある。
ただし、換気・手の洗浄が不自由な旅客機での消費を想定し、換気が必要になるような匂いの強い食品・手の洗浄が必要になるような食品は避けられる。
また、エコノミークラスのような狭いキャビンを想定し、一般的な弁当よりも小さな箱に詰め込まれる。

関連:機内食


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