【核戦争】(かくせんそう) †

Nuclear War.

核兵器やそれらを運搬するミサイル、戦略爆撃機、戦略潜水艦などの兵器を、交戦勢力同士が主要兵器として用いる戦争。
これまでに発生した例はない。

規模については、小規模な限定戦争から国家総力戦なものまで想定されうる。
いずれにせよ、開戦からきわめて短時間のうちに数万〜数十万人単位の死傷者と、放射性物質による大規模な環境破壊をもたらすことが確実視されている。
また、敵国が核兵器の使用を決断した場合、自国領内への核攻撃を完全確実に阻止する手立てはない。

核戦争を引き起こそうとすれば、自国が核攻撃を受けるリスクを避ける事ができない。
また、紛争は土地にまつわる利権の奪い合いであるが、核攻撃はその利権を完全に破壊するリスクがある。
そして現在までの所、紛争において核兵器保有国が核攻撃による被害を許容した例はない。

核兵器を保有しない国に対する一方的な核攻撃も、太平洋戦争を最後に行われていない。
冷戦以降の戦争は地球全土のグローバル経済における利権を巡る争いであり、必然的に全世界的な反響を伴う。
従って、地球上のどの土地で何を相手取ったかに関わらず、核兵器保有国が紛争に介入してくる可能性は排除できない。

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