Last-modified: 2022-01-08 (土) 07:33:03 (840d)

【ロック岩崎】(ろっくいわさき)

本名:岩崎貴弘(いわさきたかひろ)。(1951年生〜2005年没)
曲技飛行家・戦闘機パイロット航空自衛官*1
「ロック」の名は航空自衛隊在籍時につけられたTACネームで、退官後も愛称として定着していた。

1970年に航空自衛隊に第26期航空学生として入隊。トップガンとして名声を博し、数々の逸話を残した。

曰く、F-15で低空におけるナイフエッジ飛行を成功させた。
曰く、「横転コルク抜き」という空戦機動を編み出した。
曰く、アメリカ空軍との模擬戦において、相手よりも性能に劣る戦闘機で当時の最新鋭機を撃墜した*2

1995年に空自を退官し、エアロック・エアロバティックチームを結成。
このチームは航空自衛隊基地祭などにもしばしば姿を見せ、多くの航空ファンに親しまれていた。

2005年4月21日午前11時20分頃、兵庫県・但馬飛行場で曲技機ピッツS-2C*3の訓練中に墜落
事故発生から約1時間半後に帰らぬ人となった。享年53歳。

当時の航空・鉄道事故調査委員会の発表によれば、直接の事故原因は曲技飛行訓練中の操作ミスであった。
ハードスケジュールによる過労、花粉症とその治療薬の影響などを指摘されるが、事故の経緯は詳細不明。


*1 自衛官としての最終階級二等空佐(諸外国では「空軍中佐」に相当)。
*2 F-104に搭乗していた頃にF-15から撃墜を取り、その後、自身がF-15に乗っていたときにF-16から模擬戦を挑まれてこれにも勝利したという。
*3 機体番号:JA22AR。

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