*&ruby(しんえいたい){【親衛隊】}; [#h4243f7e]
praetorian.~
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国王や大統領など、国家要人の身辺警護を任務とする少数精鋭((とはいっても、兵員数はしばしば数百〜数千名に及び、[[師団]]・[[旅団]]級の編成になることも多い。))の[[部隊]]((余談だが、日本語ではここから派生して「団体の旗を掲げて守る本部直属の組織」や「アイドル歌手の熱烈なファンの集団」を表す意味にも用いられている。))。~
主に市街地での[[防御]]戦闘を想定するが、要人が赴くに際して安全確保のために戦地を制圧する事もある。~
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一般に人事や[[兵站]]についての高い優先権を持ち、また規律の厳格な精鋭[[部隊]]である事が多い((そのこともあって、近世以後は「エリート部隊」の称号という意味合いが強くなっている。))。~
兵員は基本的に正規軍の将兵から選抜されるが、政党や個人のための[[私兵>民兵]]として組織される場合もある。~
[[兵員>兵卒]]は基本的に正規軍の将兵から選抜されるが、政党や個人のための[[私兵>民兵]]として組織される場合もある。~
軍司令部と政府首班が対立しているような不安定な政権では[[傭兵]]や[[テロリスト]]を母体とする事もある。~
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歴史は古く、臣下による君主の[[暗殺]]や[[叛乱>クーデター]]を阻止するための[[抑止力]]として古代から設けられていた。~
しかしその意図とは裏腹に、親衛隊そのものが暗殺や叛乱の実行要員となった例も数多い。~
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親衛隊に属する者はその[[士気]]を保つため、また任務の性質上、国家の伝統・歴史・思想に知悉する事を求められる。~
結果、愛国心から改革を主張する人間を輩出しやすく、またその主張に対して理解を得やすい環境が醸成される。~
さらに、親衛隊を掌握すれば無血での[[クーデター]]((実際には事後に[[略式の処刑]]が生じる事も多いが、少なくとも首都での戦闘は避けられる。))が可能になるため、政治的[[浸透]]において最重要な標的の一つとなる。

>これは現代の議会制民主主義においては疎ましい事であるが、君主制の社会では自浄作用としても機能した。~
絶対権力を持った君主の座を巡る権力闘争において、世代ごとの暗殺や叛乱はまず避けられない。~
しかし、親衛隊という「協力を得られれば政治的勝利が確定する集団」の存在はそうした暴力を抑止する。~
親衛隊は君主を護衛する立場であると同時に、愚かな君主を穏便に失脚させる役割も担っていた。

関連:[[武装親衛隊]] [[SS]] [[国家憲兵隊>憲兵]] [[近衛師団]] [[アメリカ海兵隊]]

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