Last-modified: 2023-09-23 (土) 11:55:23 (76d)
【OYQ-12】 †
海上自衛隊のヘリコプター護衛艦・いずも型に搭載されている新型戦闘指揮システム。
本システムは、前級のひゅうが型に搭載されたOYQ-10の簡易版で、同級よりも航空機運用に特化している。
本級では搭載武装を高性能20ミリ機関砲(CIWS)とRIM-116(SeaRAM)、電子戦装置NOLQ-3D?、魚雷防御装置?(TCM)、SRBOCに限定し、アメリカ海軍のSSDS(艦艇自衛システム)に準ずるものとなっている。
また、指揮管制システムの強化により、FICを備えるひゅうが型よりもさらに指揮管制機能が充実するほか、ひゅうがでは搭載されなかったFAJやMODなどのTCM?の搭載により、対潜中枢艦では不足しがちな対潜能力が充実している。
以下にはひゅうが、いずも、ニミッツ級のC4Iシステムをあげておく。
兵装・対抗手段 | ひゅうが型 | いずも | ニミッツ(CVN-68) |
Mk.41VLS(16セル) | RIM-116 SeaRAM | RIM-7/RIM-162(ESSM) | |
(RIM-162 ESSM/RUM-139 ASROC) | 高性能20ミリ機関砲(CIWS) | ||
Mk.137 SRBOC | |||
電子戦システム | NOLQ-3C 電子戦装置 | NOLQ-3D 電子戦装置 | SLQ-32 電子戦装置 |
戦闘指揮システム | OYQ-10 | OYQ-12 | ACDS SSDS MK.2 |
ハードウェア | Q-70 | Q-70(V) | |
司令部機能 | あり |
このほか、OYQ-12では司令部機能が拡充され、ひゅうが型のFICよりも充実した管制システムが敷かれることや、新型レーダーOPS-50?、新型ソナーOQQ-24?など革新的な技術を導入したことも特筆すべきである。