Last-modified: 2023-11-05 (日) 13:57:41 (34d)
【AIM-47】 †
AIM-47 Falcon(旧称GAR-9).
アメリカ・ヒューズエアクラフト社製の空対空ミサイル。
当初、AIM-4をベースに射程距離を延伸した発展型として開発されたため、同じくAIM-4をベースにしたAIM-26共々、「ファルコン」という愛称を持つ。
1958年から開発を開始し、1961年に初飛行した。
新型のヒューズAN/ASG-18レーダー/火器管制システムと組み合わされ、XF-108「レイピア」?迎撃戦闘機に搭載する予定だったが、XF-108が1959年に開発中止となったため、システムはCIAが開発していたA-12「OXCART」偵察機の派生型であるYF-12迎撃戦闘機に搭載されることになった。
誘導方式はセミアクティブレーダー誘導だが、必要に応じ、中間誘導段階において発射母機から送信される目標の更新データを受信できる。
新たな搭載母機候補になるはずだったYF-12も、1966年までに計画中止となったが、その技術は海軍航空隊に採用されたAIM-54「フェニックス」の開発に活かされ、AN/ASG-18も後のAN/AWG-9火器管制レーダー(F-111B・F-14に搭載)の基礎となった。
スペックデータ †
タイプ | XAIM-47A | AIM-47B |
全長 | 3.82m | |
翼幅 | 83.8m | |
直径 | 34.3m | 33m |
発射重量 | 371kg | 363kg |
射程 | 160km+ | |
速度 | マッハ4 | |
推進方式 | 固体推進ロケットモーター | |
エンジン | ロッキード XSR13-LP-1 固体燃料ロケットモーター | |
誘導方式 | セミアクティブレーダー誘導 | |
弾頭 | 高性能炸薬(45kg) |