Last-modified: 2024-02-24 (土) 16:28:08 (53d)

【夕張】(ゆうばり)

北海道を流れる河川(石狩川の支流)「夕張川」(原義)。
旧日本海軍海上自衛隊艦艇名として採用された。

二等巡洋艦「夕張」

大正時代の「八四艦隊案」で計画・建造された二等巡洋艦(軽巡洋艦)。同型艦はない。
1922年6月起工、1923年3月5日進水、同年7月31日就役した。

本艦は当時のひっ迫した海軍予算*1の中、当時の主力軽巡洋艦だった5500トン級と同様の兵装を、大型駆逐艦と同等の2,890トンの船体に詰め込み、5500トン級と同様の戦闘力を持った艦としてデビューした。
そのため、今までになかった新機軸が多数取り入れられ、ジェーン海軍年鑑に「特記項目」つきで掲載される*2など、海外の海軍関係者からも注目される艦となった。

しかし、船体が小さいために航続力に劣り、また、他の軽巡洋艦には搭載できた水上偵察機が載せられないなど、欠点も多かった。

大東亜戦争開戦時は第4艦隊隷下・第6水雷戦隊旗艦を務めており、開戦当初のウェーキ島攻略戦などで活躍したが、1944年4月にアメリカ潜水艦「ブルーギル」の雷撃により戦没した。

護衛艦「ゆうばり」

JS Yubari(DE-227).

1980年代に竣工した、海上自衛隊の地方隊向け護衛艦護衛駆逐艦)。
姉妹艦に「ゆうべつ(JS Yubetsu DE-228)」がある。

就役以来、大湊地方隊に属して沿海警備に活躍していたが、護衛艦隊に属していた「はつゆき」型や「あさぎり」型が護衛艦隊直轄護衛隊に転属してくるのに際して任務を譲り、2010年6月に除籍。
その後、2012年に八代港で解体処分された。


*1 当時、ワシントン海軍軍縮条約の発効により、海軍への予算割り当ては減らされていた。
*2 このような扱いをされた艦は過去に例がなかった。

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