Last-modified: 2024-02-24 (土) 15:21:58 (59d)

【富士総合火力演習】(ふじそうごうかりょくえんしゅう)

毎年夏〜初秋にかけて、静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で行われる、日本最大規模の軍事演習。
略称で「総火演(そうかえん)」とも呼ばれる。

1961年、陸上自衛隊富士学校の学生に対する演習として始まった。
1966年からは自衛隊の広報の一環として一般公開が行われている。

以前は会場に観覧者を入れて公開していた(当時は8月末に公開演習が行われていた)が、2020年からの新型コロナウイルスの世界的流行により、会場に観覧者を入れず、インターネットの動画配信サイト上で公開する形に切り替えられた(この時、時期も5月末に移行している)。

演習の主たる目的は、現代の火力戦がいかなる様相を呈するものかを学生に体験させること。
富士教導団が主体となり、陸上総隊隷下の部隊などを抽出して実施される。
近年では「統合運用」の観点から、海上自衛隊航空自衛隊からも部隊が参加している。

例年、訓練そのものは7月から準備を始め、8月にほぼ1か月をかけ、さまざまな状況を想定した演習*1が非公開で行われる*2

この一連の演習にかかる費用は毎年3〜4億円といわれ、「贅沢な花火大会*3」と揶揄・批判される向きもある。
とはいえ、弾薬は保管していても経時劣化して用途廃棄されるので、演習などで適宜消費した方が望ましいのも事実ではある*4
また、自衛隊では最大規模の実弾演習であることから、参加する隊員士気高揚にも役立っているという*5


*1 「団予行」「学校予行」「教育演習」があり、学校予行・教育演習などの夜には夜間演習も行われる。
*2 この「非公開演習」は富士学校が主催。
*3 日本国内で大規模な花火大会を開催するのと同程度の費用であるという。
*4 実際、この演習で使用される弾薬は所定の保管期間が経過して用途廃棄直前になったものが使われるという。
*5 たまに撃つ弾が無いのが玉に傷」という言葉もあるように、自衛隊は他国の軍隊に比べても弾薬の備蓄が少ない特徴がある。

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