Last-modified: 2024-03-29 (金) 12:49:19 (57d)

【晴嵐】(せいらん)

愛知航空機 M6A「晴嵐」。

第二次世界大戦期に愛知航空機が開発、日本海軍で運用された水上特殊攻撃機*1

解説

大型潜水艦「伊-四〇〇」での運用を目的に開発された単発単葉水上機で、最大800kgまでの爆装、もしくは航空魚雷の装備が可能。
容積の限られる潜水艦への収容のため、主翼や尾翼に折り畳み機構を備えた。
また、フロートは艦内に取り外した状態で保管し、出撃時にはすぐに取り付けることが可能だった。

派生型として、試製晴嵐改または南山(略符号:M6A1-K)として制式化された、通常の着陸装置を備える陸上運用が可能な練習機型が開発されている。

性能諸元(M6A1)

乗員2名
全長11.64m
全高4.58m
翼幅12.262m
翼面積27
空虚重量3,301kg
総重量4,040kg
最大離陸重量4,445kg
発動機愛知 アツタ32型(AE1P)水冷V型12気筒×1基
発動機出力離昇:1,400hp(1,000kW)
高度1,700m:1,340hp(1,000kW)
高度5,000m:1,290hp(960kW)
プロペラ3枚定速プロペラ
最高速度474km/h(高度5,200m)
巡航速度296km/h(高度3,000m)
航続距離1,188km
上昇限度9,900m
高度到達時間高度5,000mまで5分48秒
翼面荷重149.6kg/
パワー/マス?0.3574kW/kg
固定武装二式十三粍旋回機銃×1挺
爆装/雷装850kg爆弾×1発または250kg爆弾×2発/九一式魚雷×1発

主な形式(カッコ内は製造機数)

  • M6A1(8機):
    試作型。

  • 試製晴嵐(M6A1)(18機):
    特殊攻撃機型。着脱可能なフロートを装備。

  • 試製晴嵐改/南山(M6A1-K)(2機):
    通常の着陸装置を備える陸上運用が可能な練習機型。

  • M6A2(試作1機):
    発動機を三菱「金星六二」型空冷エンジン(複列星型14気筒、出力1,560hp(1,163kW))に換装した型。


*1 特別攻撃機、すなわち特攻機ではない。

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