Last-modified: 2024-01-12 (金) 22:29:15 (44d)

【上昇率】(じょうしょうりつ)

Rate-of-climb.

航空機高度を上昇させる能力、または実際の上昇速度。
速度として表記されるが、単位は一定せず、文脈に応じてft/min(フィート毎分)、m/min(メートル毎分)、m/s(メートル毎秒)などが用いられる。

上昇率は対気速度や重量などの影響を受けて極端に変動する値で、実際の運用では昇降計(VSI)による計器確認を必要とする。
高度そのものによっても大きな影響を受け、一般に高度が高く気圧が低くなるほどに機体の上昇率は減衰する。
このため、揚力に依存する航空機であれば必ず上昇限度が存在する。

カタログスペックとしての上昇率は主にエンジン推力主翼揚力に依存し、おおむね推力重量比が設計上の限界となる。
推力を向上させると燃費が悪化して経済効率を損なうため、上昇率には機体用途ごとに一定の傾向・水準が形成される。

商業運用における経済性が要目である旅客機貨物機において、上昇率はほぼ1,000m/min未満である。
一方、超音速巡航が求められる現代戦闘機において、海面上昇率?15,000m/minを越える事例も珍しくない。

関連:降下率 国際標準大気


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