Last-modified: 2023-05-18 (木) 22:11:04 (284d)

【化学ロケット】(かがくろけっと)

ロケットエンジンの一種。
化学反応(燃焼)で生じた排気ガスなどの圧力から推力を得るエンジン

燃焼に必要な酸素(酸化剤)を予め貯蔵しておき、外気を吸引しないのが特徴。
この特性により、大気の状態に依存する事なく、宇宙空間や水中でも推力を維持できる。
反面、外気を利用できるジェットエンジンなどと比べて重量が嵩み、比推力では著しく劣る。

分類

固体燃料ロケット
固体の燃料と固体の酸化剤によって燃焼を起こすもの。
歴史上始めて登場したロケットで、古くは13世紀にも黒色火薬によるロケット兵器(火箭)が存在した。
技術的にはごく単純で容易に製造できる反面、飛行中の制御がほぼ不可能に近い。
液体燃料ロケット
液体燃料と液体の酸化剤によって燃焼を起こすもの。
密閉構造や流量調整弁など精密な構造が要求され、故障・事故の発生頻度も高い。
反面、燃焼速度を調整して飛行中に推力を制御できる。
ハイブリッドロケット
燃料が固体で、酸化剤は液体であるもの。
毒性が強い液体燃料を使わずに済み、かつ固体燃料ロケットよりも高い比推力を実現できる。
構造的に大型化が困難(そして小型なら固体燃料ロケットで十分)なため、現状では非主流。
エアブリージングロケット
大気から酸素を吸入するロケット。ロケットエンジンとジェットエンジンの中間。
低高度では大気を吸引し、気圧が低下したら酸化剤を消費し始める液体燃料ロケット

関連:スクラムジェット


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