Last-modified: 2017-10-21 (土) 08:29:04 (2238d)
【マズルブレーキ】 †
Muzzle Brake.(砲口制退器)
火砲や銃の発射口(マズル)に装着され、発射時の反動を軽減するための部品。
概ね、円筒形または箱型の形状で、側面に穴が開けられている。
弾丸の射出後、装薬の燃焼ガスがマズルブレーキに衝突して砲身を前に引っ張る力が働く。
同時に、側面に開けられた穴から燃焼ガスが噴出して反動をある程度減殺する。
弾道特性に影響を及ぼし命中精度を低下させるため、近年の主力戦車では忌避されている。
一方、榴弾砲は近年の技術進歩で初活力が増えすぎたため、マズルブレーキを使わざるを得なくなっている。
近年では小型軽量化とコストダウンが進んでおり、小銃・拳銃の機構として組み込まれるケースも増えている。
なお、APDSやAPFSDSを発射すると装弾筒がマズルブレーキに引っかかって事故を起こすという説もあるが、信頼できる根拠はない。