Last-modified: 2022-01-31 (月) 08:42:03 (676d)
【ピカドン】 †
日本語における原子爆弾の俗称。略して「ピカ」とも。
閃光・熱線から間を置いて爆轟が襲ってくる様相を表す「ピカッ……ドン!」という擬音語。
原子爆弾は危害半径が極端に広いため、落雷などと同様に音と光の時間差が生じる。
爆心地付近であれば音と光の時間差は知覚されないが、そこまで至近に居合わせた目撃者は生き残れない。
終戦後しばらく広島・長崎の当事者を中心に使われていたが、やがて風化していった。
現代では報道・書籍などでの文語表現に適する「原爆」という略称が広く使われている。