*&ruby(みぐにじゅうく){【MiG-29】}; [#s45140ef]
旧ソビエトの[[ミコヤン・グレビッチ>ミグ]]設計局が開発した[[戦闘機]]。~
[[NATOコード]]は"&ruby(ファルクラム){Fulcrum};"(フルクラムとも).~
~
本機は、1970年代に西側陣営で[[F-14]]や[[F-15]]などの新型[[戦闘機]]が次々配備されつつあるなかで、これらに対抗すべく[[MiG-21]]や[[MiG-23]]などの後継として開発された、[[F-15]]などと並ぶいわゆる第四世代戦闘機である。~
速度と機動性を両立した優れた機体であったが、[[フライバイワイヤー]]を採用していない、[[レーダー]]処理能力の不足、などから現代航空戦の勝負の決め手となる[[アビオニクス]]において西側より劣っているとされ、戦闘力は低いと評される時期もあった。~
同時期の機体と比べて優れた[[運動性]]をもつ機体であったが、実用化時点での[[フライバイワイヤー]]の未採用、[[レーダー]]処理能力の不足等((これらの不足は近年の生産機では解決されている。))の理由から現代航空戦の勝負の決め手となる[[アビオニクス]]において西側より劣っているとされ、総合的な戦闘能力は低いと評される時期もあった。~
~
しかし、東西ドイツ統合によりMiG-29と[[F-16]]の[[異機種戦闘訓練>DACT]]が実現すると、簡単に勝利すると思われていた[[F-16]]が次々と撃墜判定を受けるという結果となり
関係者に衝撃を与えた。~
この際、撃墜された[[F-16]]の[[パイロット>エビエーター]]は何が起こったのかさえも気づくことなく落とされたという。~
~
これは、当時西側の関心が薄かった[[赤外線捜索追尾装置(IRST)>IRST]]とパイロットのヘルメットを高度に連動させた[[ヘルメット・マウンテッド・サイト(HMD)>ヘルメット・マウンテッド・サイト]]の採用による高い[[オフボアサイト]]能力と、[[赤外線誘導]]の[[AA-11「アーチャー(Archer)」(ロシア名:R-73)>AA-11]][[短射程AAM>空対空ミサイル]]との組み合わせによって、自らは[[レーダー]]波などを発せずに相手に気づかれることなく[[ロックオン]]する事ができたためである。~
しかし、これは練度の高い[[パイロット>エビエーター]]が行った訓練での一例であり、[[F-16]]の勝利したケースも少なくない。~
実戦において本機は度々[[F-16]]に圧倒的敗北を喫しているが、その場合は既に[[地上管制>管制]]が機能停止し情報戦で十分な支援を得られない中小国が運用する本機に対し、[[AWACS>AWACS(航空機)]]によるデータリンクを受けた[[F-16]]が目視外戦闘で状況を終了させた結果である。~
~
実用面では[[Su-27]]が比較的長距離対応の[[制空戦闘機]]であるのに対し、MiG-29は[[局地戦闘機]]的性格が強い。~
~
本機は高出力な[[エンジン]]と軽量な機体が組み合わさることで生み出される優れた[[運動性]]と、西側とは別の概念に基づく[[アビオニクス]]能力を得ている。~
一方で、搭載量や[[航続距離]]の問題で制空戦闘以外の用途には向かないことから、広大なロシア本国では同時期に開発され、より長距離任務に向いた性能をもつ[[Su-27]]と比べて配備数は少なかった((一機あたりの価格は高くとも能力が高い機体のほうが[[コスト・パフォーマンス]]が高いと判断された為。政治的な取引によって[[Su-27]]が優遇されているという情報もある。))。~
そのため[[ロシア軍]]向けの生産は既に終了し、輸出目的のみで生産が続けられている。~
~
ただ、[[湾岸戦争]]時の悪評や共産主義的な体質から輸出でも大きな成功はしていない。~
2008年には、アルジェリアに納品した15機が「品質に問題あり」とされ返品されてしまった。~
理由は、[[冷戦]]後のキャンセルで買い手がつかず放置されていた機体をレストアして送ってしまった事に由来するという。
~
#ref(mig29.jpg)
Photo: USAF~
~
関連:[[ストリージ]] [[ウクライィーンスィキ・ソーコルィ]]~

**スペックデータ[#gcab79a6]
|>|CENTER:''MiG-29SM''|
|乗員|パイロット1名|
|全長|17.32m|
|全高|4.73m|
|全幅|11.36m|
|離陸重量&br;(通常/最大)|15,300kg/20,000kg|
|[[発動機>エンジン]]|クリーモフ [[RD-33]][[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|8,300kg|
|運用寿命|2,500時間(寿命延長改修により最大4,000時間にまで延長可能)|
|最大速度|高空:[[マッハ]]2.25(2,400km/h)|
|~|低空:1,500km/h|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|17,750m|
|最大G|9G|
|[[航続距離]]|1,500km([[増槽]]なし)&br;2,100km(増槽×1)&br;2,900km(増槽×3)&br;5,000km以上(増槽×3と[[空中給油]]1回)|
|固定武装|[[GSh-301 30mm機関砲>GSh-301]]×1門|
|[[ハードポイント]]|6か所|
|>|CENTER:兵装|
|[[AAM>空対空ミサイル]]|[[R-27ER1/R-27ET1>AA-10]]/[[R-73E>AA-11]]/[[R-77 RVV-AE>AA-12]]|
|[[AGM>空対地ミサイル]]|[[Kh-25ML>AS-12]]/[[Kh-29TE/Kh-29L>AS-14]]|
|[[ASM>空対艦ミサイル]]|[[Kh-31A>AS-17]]|
|[[ARM>対レーダーミサイル]]|[[Kh-31P>AS-17]]|
|[[爆弾]]|KAB-500KR[[レーザー誘導爆弾]]|
~
|>|CENTER:''MiG-29M''|
|乗員|パイロット1〜2名|
|全長|17.37m|
|全高|4.73m|
|全幅|11.4m|
|翼面積|38|
|空虚重量|13,380kg|
|通常離陸重量|17,500kg/17,780kg(MiG-29M2)|
|最大離陸重量|22,400kg|
|[[発動機>エンジン]]|クリーモフ [[RD-33MK>RD-33]][[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|[[ドライ>ミリタリー推力]]:52kN(5,400kgf)|
|~|[[A/B>アフターバーナー]]使用時:88kN(9,000kgf)|
|[[推力重量比]]|1.02|
|最大速度|高高度:[[マッハ]]2.25(2,400km/h)|
|~|低空:1,450km/h|
|翼面加重|442kg/|
|[[上昇率]]|330m/s|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|17,750m|
|最大G|9G|
|[[航続距離]]|2,000km/3,000m(MiG-29M2)|
|フェリー航続距離|3,100km|
|[[戦闘行動半径]]|1,000km|
|固定武装|[[GSh-301 30mm機関砲>GSh-301]]×1門(装弾数150発)|
|[[ハードポイント]]|9か所|
|>|CENTER:兵装|
|[[AAM>空対空ミサイル]]|[[R-27R/T/ER/ET>AA-10]]×4発&br;[[R-60M>AA-8]]×4発&br;[[R-73E/M・R-74M>AA-11]]×8発&br;[[R-77 RVV-AE>AA-12]]×8発|
|[[AGM>空対地ミサイル]]|[[Kh-29T/Kh-29L>AS-14]]×4発|
|[[ASM>空対艦ミサイル]]|[[Kh-31A>AS-17]]×4発|
|[[ARM>対レーダーミサイル]]|[[Kh-31P>AS-17]]×4発|
|[[ロケット弾]]|[[S-8]]、[[S-13]]、[[S-24]]、[[S-25L>S-25]]、S-250|
|爆弾類|[[誘導爆弾]]:KAB-500L/KR/S-E、KAB-1500L/KR/R/S-E&br;[[無誘導爆弾>通常爆弾]]:FAB-250、FAB-500&br;[[ナパーム弾]]:ZAB-500|
|その他|T220/E照準[[ポッド]]|
~
|>|CENTER:''MiG-29K<<9.41>>''|
|乗員|パイロット1名|
|全長|17.3m|
|全高|4.40m|
|全幅|11.99m|
|翼面積|43|
|全備重量|18,550kg|
|最大離陸重量|24,500kg|
|[[発動機>エンジン]]|クリーモフ [[RD-33MK>RD-33]][[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|9,000kgf([[A/B>アフターバーナー]]使用時)|
|[[推力重量比]]|0.97|
|最大速度|高空:[[マッハ]]2+(2,200km/h)|
|~|低空:マッハ1.2(1,400km/h)|
|翼面加重|442kg/|
|[[上昇率]]|6,540m/min(0〜6000m平均)|
|海面上昇率|19,812m/min|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|17,500m|
|最大G|8G|
|[[航続距離]]|2,000km|
|~|5,500km(増槽×3と空中給油1回)|
|フェリー航続距離|3,100km(増槽×3)|
|固定武装|[[GSh-301 30mm機関砲>GSh-301]]×1門(装弾数100発)|
|[[ハードポイント]]|9か所(うち3か所に増槽懸架可能)|
|>|CENTER:兵装|
|[[AAM>空対空ミサイル]]|[[R-73>AA-11]]×8発&br;[[R-77 RVV-AE>AA-12]]×6発&br;[[R-27>AA-10]]|
|[[AGM>空対地ミサイル]]|[[Kh-25ML>AS-12]]、[[Kh-29T>AS-14]]、[[Kh-35U>SS-N-25]]|
|[[ASM>空対艦ミサイル]]|[[Kh-31A>AS-17]]×4発&br;[[Kh-35>SS-N-25]]×4発|
|[[ARM>対レーダーミサイル]]|Kh-25MP&br;[[Kh-31P>AS-17]]×4発|
|爆弾類|[[クラスター爆弾]]:RBK-250、RBK-500、RBK-750&br;[[汎用爆弾>通常爆弾]]:FAB-500-M62、FAB-1000&br;[[レーザー誘導爆弾]]:KAB-500KR×4発|
|その他|[[チャフ]]・[[フレア]]ディスペンサー&br;MSP-418K[[ジャミング]][[ポッド]]&br;T220/E照準ポッド&br;[[増槽]](1,500L×1基、1,150L×2基)&br;PAZ-1MK 給油ポッド|
~
|>|CENTER:''MiG-35''|
|乗員|パイロット1〜2名|
|全長|17.37m|
|全高|4.73m|
|全幅|11.4m|
|翼面積|38|
|空虚重量|13,380kg|
|通常離陸重量|17,500kg/17,780kg(複座型)|
|最大離陸重量|22,400kg|
|[[発動機>エンジン]]|クリーモフ [[RD-33MK>RD-33]][[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|[[ドライ推力>ミリタリー推力]]:52kN (5,400kgf)|
|~|[[A/B>アフターバーナー]]使用時:88kN (9,000kgf) |
|推力重量比|1.02|
|最大速度|高空:[[マッハ]]2.25(2,400km/h)&br;低空:1,450km/h|
|上昇率|330m/s|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|17,500m|
|翼面加重|442kg/|
|最大G|9G|
|[[航続距離]]|2,000km/3,000km(複座型)|
|フェリー航続距離|3,100km|
|戦闘行動半径|1,000km|
|固定武装|[[GSh-301 30mm機関砲>GSh-301]]×1門(装弾数150発)|
|[[ハードポイント]]|9か所|
|>|CENTER:兵装|
|[[AAM>空対空ミサイル]]|[[R-27R/T/ER/ET>AA-10]]×4発&br;[[R-60M>AA-8]]×4発&br;[[R-73E/M・R-74M>AA-11]]×8発&br;[[R-77 RVV-AE>AA-12]]×8発|
|[[AGM>空対地ミサイル]]|[[Kh-29T/Kh-29L>AS-14]]×4発|
|[[ASM>空対艦ミサイル]]|[[Kh-31A>AS-17]]×4発|
|[[ARM>対レーダーミサイル]]|[[Kh-31P>AS-17]]×4発|
|[[ロケット弾]]|[[S-8]]、[[S-13]]、[[S-24]]、[[S-25L>S-25]]、S-250|
|爆弾類|[[誘導爆弾]]:KAB-500L/KR/S-E、KAB-1500L/KR/R/S-E&br;[[無誘導爆弾>通常爆弾]]:FAB-250、FAB-500&br;[[ナパーム弾]]:ZAB-500|
|その他|OLS-K照準ポッド&br;T220/E照準[[ポッド]]|
~
**現在の各国での保有数(2003年 推測) [#gcab79a6]
-アフリカ地域
--アルジェリア空軍:22機(MiG-29A/UB)
--エリトリア空軍:11機(MiG-29A/UB)
--スーダン空軍:不明(MiG-29A/UB)

-アジア地域
--バングラデシュ空軍:22機(MiG-29A/UB)
--インド空軍:65機(MiG-29A/UB/K/KUB)
--イラン空軍:30機(MiG-29A/UB)
--イラク空軍:不明(MiG-29B/UB)
--朝鮮人民軍空軍:35機(MiG-29A/UB、B型もしくはS/SE型を保有しているとの情報あり)
--マレーシア空軍:14機(MiG-29N/UB)
--シリア空軍:42機(MiG-29A/UBファルクラム)~

-東ヨーロッパ地域
--ブルガリア空軍:17機(MiG-29A/UB。アメリカ合衆国の支援で現役復帰)
--ハンガリー空軍:21機(MiG-29A/UB)
--ポーランド空軍:17機(MiG-29A/UB。NATO規格に改修。)
--ルーマニア空軍:22機(MiG-29A/C/UB)
--スロバキア空軍:20機(MiG-29A/UB)
--セルビア・モンテネグロ空軍:4機(MiG-29A/UB)

-ユーラシア地域
--カザフスタン空軍:33機(MiG-29A/UB)
--ベラルーシ空軍:51機(MiG-29C/A/UB)
--トルクメニスタン空軍:24機(MiG-29A/UB)
--ウクライナ空軍:190機(MiG-29A/C/UB)
--ウズベキスタン空軍:41機(MiG-29A/C/UB)
--[[ロシア空軍]]:260機(MiG-29A/C/S/M/M2/SMT/UB/UBT)

-西ヨーロッパ地域
--[[ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]((旧東ドイツ空軍からの引継。のちにポーランドへ全機売却)):24機(MiG-29G/GT)

-北アメリカ地域
--キューバ空軍:14機(MiG-29A/UB)

-南アメリカ地域
--ペルー空軍:17機(MiG-29A/UB)
--エグアドル空軍:不明(MiG-29SMT/UBT)~
~
**主なバリエーション[#jc71ccde]
-''試作機''
--&#171;9&#187;(プロイェークト9 (Проект 9)):~
試作機に付けられた設計局内でのコードネーム。~
[[NATO>北大西洋条約機構]]では[[ラームK]]と呼ばれた。~
~
---MiG-29A:~
N019「ルービン」[[レーダー]]の開発失敗に備えて、[[MiG-23M>MiG-23]]のレーダーを改良した「ヤンターリ」レーダーを搭載した計画案。~
「ルービン」の開発の目処が立ったため制作されず。~
~
---MiG-29 &#171;9.11&#187;:~
プロトタイプ。~
~
-''MiG-29 &#171;9.12&#187;(ファルクラムA)系列''
--MiG-29 &#171;9.12&#187; "ファルクラムA":~
1977年に[[初飛行]]した、ソ連本国向けの初期生産型。~
~
--MiG-29 var.A &#171;9.12A&#187;:~
[[ワルシャワ条約機構]]各国向けダウングレード型。~
[[IFF>敵味方識別装置]]を装備していない。~
[[ワルシャワ条約機構]]解散後は9-12規格に改修されたとも言われている。~
~
---MiG-29G:~
MiG-29var.Aの[[ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]仕様。~
[[アビオニクス]]が[[NATO>北大西洋条約機構]]規格に変更され、衝突防止用ビーコンや[[GPS>全地球測位装置]](7機のみ追加)が装備された。~
~
--MiG-29 &#171;9.12M&#187;:~
ウクライナでの近代化改修型。~
改修対象となった機数は不明だが、最初の機体はウクライナ海軍に配備された。~
~
--MiG-29 スナイパー(Sniper):~
ルーマニアのAerostar、イスラエルの[[IAI]]及びエルビットシステムズ、ドイツの[[DASA]]が共同開発した近代化改修型。~
新型のモジュラー式多目的コンピュータ、[[MIL-STD-1553B]]データバスの装備、トランスポンダ、多機能コックピットディスプレイ、[[レーダー警報受信機>レーダー警戒受信機]]を導入し、NATO軍との相互運用性を向上させていた。~
当初の計画ではファルクラムA 18機とファルクラムB 3機が改修される予定であったが、システム統合が難航したことにより計画中止となった。~
~
--MiG-29AS:~
スロヴァキア空軍のNATO規格改修型。~
BAEシステムズ製のAN/APX-113(V)[[IFF>敵味方識別装置]]やロックウェル・コリンズ製のAN/ARC-210(V)デジタル式無線機、AN/ARN-147 [[VOR]]/[[ILS>慣性航法装置]]受信機、AN/ARN-153(V) [[TACAN]]航法装置を装備する。~
~
--MiG-29 var.B &#171;9.12B&#187;:~
[[ワルシャワ条約機構]]加盟国以外でのダウングレード輸出型。~
~
---L-18:~
MiG-29 var.Bのユーゴスラビア (現セルビア) での呼称。~
~
---MiG-29ESh:~
MiG-29 var.Bのスーダン向け輸出型。~
~
--MiG-29S &#171;9.12S&#187;:~
1989年に初飛行した、9.12規格の能力向上型。~
[[レーダー]]はN-019M「トパーズ」に更新され、[[R-77>AA-12]]の運用能力が付与された。~
~
--MiG-29SE &#171;9.12SE&#187;:~
MiG-29S&#171;9.12S&#187;の輸出型。~
~
--MiG-29SD:~
輸出向けに開発された、9.12S規格に準じた9.12規格機。初飛行は1995年。~
主翼下にPTB-1150[[増槽]]を装備可能となっているほか、前部胴体左側面に折り畳み式の空中給油プローブを装備する。~
~
---MiG-29N:~
MiG-29SDのマレーシア向け輸出型。初飛行は1998年。~
~
-''MiG-29UB &#171;9.51&#187;(ファルクラムB)系列''
--MiG-29UB &#171;9.51&#187;"ファルクラムB":~
MiG-29Aの複座[[練習機]]型。1981年初飛行。~
オリジナルの単座型の座席より前部に訓練生用の前席を追加しており、単座型よりも機体の全長が10cm長くなっている。~
[[レーダー]]や[[チャフ]]/[[フレア]]ディスペンサーを装備していないため、戦闘能力は限定的。~
~
---MiG-29GT:~
MiG-29UBのドイツ空軍仕様。~
[[アビオニクス]]が[[NATO>北大西洋条約機構]]規格に変更された。~
~
---MiG-29UBS:~
MiG-29ASに準ずる複座練習機型。~
~
---NL-18:~
MiG-29UBのユーゴスラビア (現セルビア) での呼称。~
~
---MiG-29NUB:~
マレーシアのMiG-29Nの複座練習機型。~
~
---MiG-29UBP:~
ペルー空軍のMiG-29SMPに準じた複座練習機型。~
~
-''MiG-29 &#171;9.13&#187;(ファルクラムC)系列''
--MiG-29C &#171;9.13&#187;"ファルクラムC":~
1982年に初飛行した、9.12規格の改修型。~
A型で問題となった燃料不足を打開するため、背面タンクを拡大して燃料搭載量を増加させたほか、自衛用の「ガルデニヤ」[[電波妨害>ECM]]装置を搭載した。~
[[ロシア軍]]以外にも、[[ルーマニア軍]]に少数が輸出された。~
~
--MiG-29S &#171;9.13S&#187;:~
1989年に初飛行した、9.13規格の能力向上型。~
機体構造が強化され、最大兵装搭載量を4,000kgに増強した。~
[[レーダー]]はN-019M「トパーズ」を搭載し、R-77の運用能力府が付与された。~
~
--MiG-29SE &#171;9.13SE&#187;:~
9.13規格の輸出型。~
~
--MiG-29SM &#171;9.13SM&#187;:~
1995年に初飛行した、MiG-29Sの能力向上型。~
機体構造を強化して兵装搭載量を4,000kgに増強し、テレビ画像式のKh-29TやKAB-500Krの運用能力を付与。~
さらに折り畳み式の空中給油プローブを装備した。~
~
---MiG-29SMP:~
ペルー空軍のMiG-29を、MiG-29SM規格に近代化改修した型。~
~
--MiG-29BM:~
9.17規格の技術を応用したベラルーシ空軍/防空軍向けの9.13規格機の能力向上型。~
レーダーを地上目標識別及びグラウンドマッピング能力を持つN-019MPに、コックピットのモノクロ式レーダーディスプレイをMFI-55 カラー液晶式多機能ディスプレイに換装し、固定式空中給油プローブの追加が行われた。~
この改修により、R-77、Kh-25、Kh-29、Kh-31、KAB-500L/Krなどの運用能力が付与されている。~
~
--MiG-29MU1:~
ウクライナにおける9.13規格の近代化改修型。~
~
--MiG-29MU2:~
ウクライナにおける9.13規格の近代化改修型。~
Kh-29空対地ミサイルの運用能力を付与。~
~
-''MiG-29SMT/UBT系列''
--MiG-29SMT &#171;9.17&#187;:~
MiG-29の最新型で、9.15規格の技術を用いた改修型。~
胴体背面部のドーサルスパインを大型化して燃料搭載量を増やすと共に、テイルコーンやエアブレーキもMiG-29M(9.15規格)と同様の形状に改修。~
レーダーはN019MP「トパーズ」を搭載。~
~
---MiG-29UBT &#171;9.52&#187;:~
MiG-29SMTの複座戦闘攻撃機型。初飛行は1998年。~
MiG-29SMT &#171;9.17&#187;と同様にドーサルスパインを大型化し、テイルコーンやエアブレーキもMiG-29M &#171;9.15&#187;と同様の形状に改修している。~
レーダーは「オサ-2」を搭載し、R-27R/ERやR-77、Kh-31Aなどの運用能力が付与されている。~
~
---MiG-29SMT2 &#171;9.17A&#187;:~
SMT型の能力向上型。MiG-29SMT-兇箸盡討个譴襦~
レーダーを新型の「ジュークM」に換装。~
改造途中で制作が中止されたため、実機は完成せず。~
~
--MiG-29SMT &#171;9.18&#187;:~
9.17A規格をベースとしてさらに改良したモデル。~
9.17規格で採用された大型のドーサルスパインは廃されている。~
イエメンが採用した。~
~
---MiG-29UBM &#171;9.53&#187;:~
9.18規格に準じた複座戦闘攻撃機型。レーダーは搭載していない。~
~
--MiG-29SMT &#171;9.19&#187;:~
9.18規格をさらに改良した型。~
ドーサルスパインは前半分は9.17規格と同様の形状だが、後ろ半分は急速にすぼまる構造となっている。~
また、テイルコーンやエアブレーキは従来の9.12/9.13規格の物を維持しつつ燃料搭載量を増やしている。~
~
--MiG-29UPG &#171;9.20&#187;:~
9.19規格のインド仕様。~
一部のアビオニクスをフランス製やイスラエル製、インド製に変更している。~
~
---MiG-29UPG-UB &#171;9.53I&#187;:~
9.53規格機のインド仕様。~
~
-''MiG-29K(ファルクラムD)系列''
--MiG-29KVP:~
短距離離着陸用の試験機。~
尾部全体を強化しアレスティング・フックを装備した。~
~
--MiG-29K &#171;9.31&#187;"ファルクラムD":~
1988年に初飛行した艦上戦闘攻撃機型。~
MiG-29M &#171;9.15&#187;をベースに脚構造の強化、着艦フックの装備、フラップの拡大などの改良が行われている。~
また、インテークの蓋・機体上面の補助インテークは廃止されている。~
選定で[[Su-27K>Su-27]]に敗れ開発中止になった。~
~
--MiG-29KU &#171;9.62&#187;:~
複座艦上練習機型。生産されず。~
~
--MiG-29K &#171;9.41&#187;:~
MiG-29M1の艦上[[戦闘攻撃機]]型。~
インド側の要求が大幅に取り入れられており、軽量化や短距離離陸能力の強化、搭載燃料の増加や低RCS塗料の採用が行われている。~
2008年5月からインド海軍への引渡しが始まっているほか、2009年10月にロシア海軍が現在使用している[[Su-33>Su-27]]艦上戦闘機の代替として2010年にMiG-29KUBを含む24機を購入することが発表された。~
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---MiG-29KR &#171;9.41R&#187;:~
MiG-29K &#171;9.41&#187;のロシア海軍仕様。~
インド海軍向けのMiG-29K &#171;9.41&#187;をベースに、アビオニクスを全てロシア製に変更している。~
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--MiG-29KUB &#171;9.47&#187;:~
MiG-29Kの複座型。~
操縦席配置はMiG-29M2と同じく[[タンデム]]方式。~
インド海軍に採用されたほか、ロシア海軍でも購入予定である。~
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---MiG-9KUBR &#171;9.47R&#187;:~
MiG-29KUB &#171;9.47&#187;のロシア海軍仕様。~
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--MiG-29SMTK &#171;9.17K&#187;:~
9.17規格の艦上戦闘攻撃機型。~
~
---MiG-29K-2002:~
MiG-29SMTKに西側装備品搭載能力を追加した輸出型。~
MiG-29K &#171;9.41&#187;と高い共通性を有する。~
MiG-29MTKとも呼ばれる。~
~
---MiG-29K-2008:~
MiG-29K-2002の能力向上型。MiG-35と高い共通性を有する。~
~
-''MiG-29M(ファルクラムE)系列''
--MiG-29 &#171;9.14&#187;:~
1985年に初飛行した改良型の試作機。~
兵装搭載量を4.500kgに増強するとともに、Kh-25/Kh-29/Kh-31A空対地ミサイルやKAB-500L/Kr誘導爆弾の運用能力を付与。~
当機系列は第4+世代ジェット戦闘機と定義されている。~
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---MiG-29M &#171;9.15&#187;"ファルクラムE":~
1987年に初飛行した、9.12規格および9.13規格の後継機として開発された改良型。~
[[ハードポイント]]が2箇所追加され、4重の新型[[フライバイワイヤー]]や[[グラスコックピット]]、NIIR N010「ジューク」レーダーを搭載、[[対レーダーミサイル]]発射能力も追加された。~
また、[[水平尾翼]]の形状も変更され、前縁にドッグトゥースが設けられている。~
なお、冷戦時代には「MiG-33」とも一部では言われていた。~
ソ連崩壊後のロシアの財政難により開発中止となった。~
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---MiG-29UBM:~
MiG-29Mに準ずる複座練習機型。生産されず。~
~
---MiG-29ME(MiG-33):~
9.15規格の輸出型。生産されず。~
~
---MiG-29OVT:~
M型の改良型で、ソ連崩壊後に開発中止となった9.15規格の機体を流用したテストベット機。~
[[エンジン]]や[[アビオニクス]]を近代化し、MiG-35に搭載されるベクタリング・スラストノズルを試験装備した。~
このベクタリング・スラストノズルは[[Su-27]]系列に採用されたものとは違い、縦横独立で駆動する。~
[[エアショー]]では[[ダブル・クルビット>クルビット]]やロースピードホバリング等の、[[Su-30MKK>Su-27]]以上の常識を超えた運動性能を披露した。~
また、この形式をMiG-35Dという名称でインドに[[MiG-21]]の代替機として提案がなされている。~
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--MiG-29M2 &#171;9.67&#187;(MiG-29MRCA((Multi Role Combat Aircraft.))):~
MiG-29UBMから発展した複座戦闘攻撃機型。初飛行は2002年。~
当機系列は第4++世代ジェット戦闘機と定義されている。~
この機体はMiG-29KUB/Kのベースとなり、後にMiG-35へと改造された。~
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--MiG-29M(MiG-29M1)&#171;9.61&#187;:~
MiG-29M2の単座型。MiG-29M &#171;9.15&#187;とは異なる。~
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-''MiG-35(ファルクラムF)系列''
--MiG-35D "ファルクラムF":~
MiG-29M2のアビオニクス強化型。オプションでMiG-29OVTの推力変向ノズルを搭載可能。~
この名称でインドに提案がなされている。~
「ジューク-AE」[[AESA]][[レーダー]]を装備するほか、エンジンの[[アフターバーナー]]なしでの超音速巡航「スーパークルーズ」も可能であるとされる。~
非公式名称として「スーパーファルクラム」とも呼ばれる。~
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---MiG-35UB:~
ロシア空軍仕様。~
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--MiG-35:~
MiG-35Dの単座型。~
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---MiG-35S:~
ロシア空軍仕様。~
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IP:124.144.51.84 TIME:"2022-10-13 (木) 19:07:26" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?cmd=edit&amp;page=MiG-29" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 16_0_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Mobile/15E148 Safari Line/12.16.0"

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