*&ruby(しーよんじゅうろく){【C-46】}; [#o359df1a]
Curtiss C-46 "&ruby(コマンドー){Commando};"/R5C.~
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アメリカの[[カーチス・ライト社>カーチス・ライト]]が、1930年代に開発した[[双発>双発機]][[レシプロ>レシプロエンジン]][[輸送機]]。~
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当初は[[ダグラス社>ダグラス]]の[[DC-3]]に対抗する[[旅客機]]「CW-20」として開発されたが、開発に時間を要している間に[[DC-3]]が市場を独占していたため、民間機としての受注はかなわなかった。~
しかし、[[DC-3]]よりも一回り大きな胴体が[[アメリカ陸軍>USAAF]]の興味を引き、軍用輸送機として活用されることになった。~
>このため、[[レシプロ>レシプロエンジン]][[双発機]]としては世界最大の機体でもあった。
[[第二次世界大戦]]中、同機は3,000機以上が生産され、[[DC-3]]の軍用型・[[C-47]]と共に[[アメリカ陸軍航空隊>USAAF]]の主力輸送機として活躍した。~
また、[[海兵隊>アメリカ海兵隊]]でも「R5C」として採用されている。~
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戦後は[[朝鮮戦争]]やベルリン封鎖時の空輸作戦((初期の作戦に投入されていたが、[[前輪式]]の[[C-54>DC-4]]が投入されるとそちらに主力の座を譲った。))、[[ベトナム戦争]]でも使用されていた。~
また、台湾空軍や[[航空自衛隊]]((空自での[[愛称]]は「[[天馬]]」。))((現在、[[飛行点検隊]]で使用されていた1機（[[機体記号]]：91-1138）が[[浜松広報館]]で展示保存されている。))などにも供与された他、民間にも払い下げられており、現在でもごく少数が北米や中南米の航空会社で[[貨物機]]として用いられている。~
また、台湾[[空軍]]や[[航空自衛隊]]((空自での[[愛称]]は「[[天馬]]」。))((現在、[[飛行点検隊]]で使用されていた1機（[[機体記号]]：91-1138）が[[浜松広報館]]で展示保存されている。))などにも供与された他、民間にも払い下げられており、現在でもごく少数が北米や中南米の航空会社で[[貨物機]]として用いられている。~
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**スペックデータ（C-46A） [#f5e5b708]
|乗員|4名|
|[[ペイロード]]|兵員40名 or ストレッチャーの患者30名or 貨物6,800kg|
|全長|23.27m|
|全高|6.63m|
|翼幅|32.92m|
|翼面積|126��|
|翼型|root：NACA 23017&br;tip：NACA 4410.5|
|空虚重量|13,608kg&br;13,911kg（貨物構成）|
|最大離陸重量|20,412kg（通常）&br;22,500kg（過負荷）|
|[[発動機>エンジン]]|[[P&W>プラット＆ホイットニー]][[R-2800-51「ダブルワスプ」>ワスプ]][[空冷>空冷エンジン]]星型18気筒×2基（出力2,000hp（1,500kW））|
|[[プロペラ]]|カーチス・エレクトリック社製4枚翅定速プロペラ|
|最大速度|430km/h（[[高度]]15,000ft（4,600m）時）|
|[[巡航速度]]|278km/h|
|[[航続距離]]|5,070km（巡航速度時）&br;1,600km（時速381km/h）|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|7,500m|
|高度到達時間|高度10,000ft（3,000m）まで17分24秒|
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**バリエーション [#efb152b8]
-CW-20T：~
双尾翼式の垂直尾翼を持つ試作型。~
エンジンはライト[[R-2600「サイクロン14」>R-2600]]を搭載。~
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-CW-20A：~
単一の尾翼に改めた試作型。~
C-55の名称で[[アメリカ陸軍>USAAF]]が評価試験を行い、カーチス・ライト社に戻された後[[BOAC>ブリティッシュ・エアウェイズ]]に売却された。~
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-CW-20：~
民間型。~
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-C-46：~
最初の軍用型。エンジンはR-2800-43を搭載。~
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-C-46A：~
後部胴体左側に大型の貨物扉を設け床面を強化、エンジンをR-2800-51に強化し高高度性能を改善した型。~
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-XC-46B：~
段差付き[[風防]]の設計評価に用いられたC-46A。社内名称CW-20B-1。~
エンジンはR-2800-34Wを搭載。~
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-C-46C：~
右エンジンナセルに[[GE>ジェネラルエレクトリック]]製TG-100[[ターボプロップ]]を搭載した試験機。~
社内名称CW-20G。後にXC-113に改称。~
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-C-46D：~
胴体後部に乗降扉を追加した人員輸送型。社内名称CW-20B-2。~
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-C-46E：~
C-46Aと同じ扉配置で、XC-46Bと同じ段差付き[[風防]]を装備した汎用輸送型。~
社内名称CW-20B-3。~
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-C-46F：~
胴体両側に扉を備え、[[主翼]]端を四角く切り落とした型。~
社内名称CW-20B-4。~
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-C-46G：~
段差付き風防と切り落とした翼端の両方を採用した型。~
社内名称CW-20B-5。~
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-AC-46K：~
ライト R-3350-BD「サイクロン18」エンジン搭載型として計画された型。~
ライト[[R-3350-BD「サイクロン18」>R-3350]]エンジン搭載型として計画された型。~
社内名称CW-20E。~
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-XC-46L：~
[[R-3350]]エンジンを搭載した試験機。社内名称CW-20H。~
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-R5C-1：~
[[アメリカ海兵隊]]向けのC-46A。~
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***[[航空自衛隊]]での派生型 [#m3be286d]
-EC-46D：~
電子戦訓練機型。~
[[電子戦]][[訓練機>練習機]]型。~
初の国産[[電子戦]]機材・[[J/ALQ-1]]を搭載した。~
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-C-46B FTB：~
[[F-86D>F-86]]の[[レドーム]]を[[機首]]に装備した飛行試験機。~
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IP:118.8.23.67 TIME:"2023-04-20 (木) 09:50:46" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/112.0.0.0 Safari/537.36"
