*&ruby(びーよんじゅうなな){【B-47】}; [#g827eabe]
Boeing B-47 "&ruby(ストラトジェット){Stratojet};".~
~
1940年代、アメリカの[[ボーイング]]社が開発し、[[空軍>アメリカ空軍]]で運用した[[六発>多発機]][[ジェット推進>ターボジェット]]の[[戦略爆撃機]]。~
35°の[[後退角]]をつけた[[主翼]]や6基の[[ターボジェット]]エンジンなど、当時最新鋭の技術が盛り込まれていた。~
~
それまでの[[B-29]]・[[B-50]]や[[B-36]]と比べれば[[兵装搭載量>ペイロード]]的には物足りなかったが、当時は[[冷戦]]が始まったばかりであり、[[核兵器]]の[[プラットフォーム]]として[[航空機による爆撃>空爆]]が有効とされていた((アメリカで長射程の[[弾道ミサイル]]が実用化されたのは1960年代になってからであった。))((この頃、空軍は[[海軍>アメリカ海軍]]と「[[核兵器]]の[[プラットフォーム]]には何が適任か」というテーマで論争をしていた。))ことから、2,032機が生産された。~
>なお、同時期に配備された[[B-36]]と同様、本機は全機が[[核兵器]]を搭載した[[戦略哨戒]]任務につけられており、[[朝鮮戦争]]には参加していない。~
また、2,000機以上生産されたにもかかわらず、[[同盟国]]・友好国への供与もされなかった((ただし、[[ジェットエンジン]]開発のためにカナダに一時的に貸与されたことはある。))。

「[[レシプロ>レシプロエンジン]]から[[ジェット>ジェットエンジン]]へのつなぎ」であった本機は、より高性能な[[B-52]]が登場するとそちらに主力の座を譲り、[[ベトナム戦争]]中の1965年に退役した。~
>なお、[[電子戦機]]型のEB-47Eは1977年まで用いられていた。

**スペックデータ(B-47E) [#web44615]
|乗員|3名([[機長]]、[[副操縦士>副機長]]、[[航法/爆撃手>航法員]])|
|全長|32.65m|
|全高|8.54m|
|翼幅|35.37m|
|翼面積|132.7|
|アスペクト比|9.42|
|翼型|NACA 64A (.225)12 mod(BAC145)(主翼付け根・先端)|
|空虚重量|35,867kg|
|全備重量|60,340kg|
|最大離陸重量|100,000kg|
|零揚抗力係数|0.0148(概算)|
|零揚抗力面積|1.96|
|[[エンジン]]|[[GE>ジェネラルエレクトリック]] [[J47-GE-25>J47]][[ターボジェット]]×6基|
|[[推力]]|32kN(7,200lbf)|
|速度&br;(最大/[[巡航>巡航速度]])|977km/h / 896km/h|
|[[戦闘行動半径]]|3,240km(爆弾搭載量9,000kg時)|
|[[フェリー>回航]][[航続距離]]|7,479km([[主翼]]下[[タンク>増槽]]付き)|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|12,300m|
|[[上昇率]]|23.7m/s|
|[[翼面荷重]]|454.8kg/|
|[[推力重量比]]|0.22|
|揚抗比|20.0(概算)|
|[[ペイロード]]&br;(標準/最大)|4,540kg/9,980kg|
|固定武装|[[AN-M2 12.7mm重機関銃>ブローニングM2]]×2挺(B-47A/B/C/D、尾部銃座)&br;M24A1(ヒスパノ・スイザHS.404)20mm[[機関砲]]×2門(尾部銃座((AN/APG-32照準レーダーと連動。)))|
|兵装|Mk.15[[水素爆弾]](核出力:3.8Mt)×2発&br;B41水素爆弾(核出力:25Mt)×1発&br;B53水素爆弾(核出力:9Mt)×1発&br;500ポンド(227kg)爆弾×28発|
|[[アビオニクス]]|AN/APG-39 [[砲射撃レーダー>火器管制装置]]&br;AN/APG-32 Xバンド追尾照準レーダー(尾部砲塔)&br;AN/APD-4 D/E/Fバンド[[レーダー]]方向探知機&br;An/APN-11 Xバンドレーダービーコン&br;(AN/APS-3/4/6/10/15/19/23/31/33、AN/APQ-13で使用)&br;AN/APN-12 ランデブーレーダー&br;(または「レベッカ」インタロゲーター)&br;AN/APN-66 ドップラー航法レーダー&br;AN/APN-69 Xバンドランデブービーコン&br;AN/APN-75 ランデブーレーダー&br;AN/APN-76 ランデブーレーダー&br;AN/APS-23 捜索レーダー(AN/ASB-3の一部)&br;AN/APS-54 尾部警戒レーダーシステム&br;AN/APS-6 Lバンド[[IFF>敵味方識別装置]]トランスポンダセット(AN/TPX-22とセットで使用)&br;AN/ARA-25 [[UHF]]方向探知機群&br;AN/ARC-21 [[HF>短波]]長距離無線機セット&br;AN/ARC-27 [[UHF]]/[[VHF]]コマンドラジオセット(AN/ARC-19から発展)&br;AN/ARC-65 SSB((Single Side Band.))/HF連絡用無線機&br;AN/ARC-6 ラジオコンパス&br;AN/ARN-12 マーカービーコンレシーバー&br;AN/ARN-14 無指向性レシーバー&br;AN/ARN-18 グライドパスレシーバー&br;AN/ARN-65 [[TACAN]]レシーバー&br;AN/ARN-70 [[LORAN]]レシーバー&br;AN/ARR-36 HF補助受信機(AN/ARC-21と併用)&br;AN/ART-40 UHFラジオトランスミッター&br;(AN/ARR-67と併用、AN/USQ-25の一部)|
~
**バリエーション [#s4ab2be9]
-XB-47:~
試作型。エンジンはJ35を搭載。~
この型のみシアトルのボーイング社本社工場で製造された((A型以降はウィチタ工場で製造。))。~
~
-B-47A:~
初期生産型。非武装。~
エンジンはJ47を搭載。~
~
-B-47B:~
[[空中給油]]装置の装着のために[[機首]]の[[風防]]を無くし、[[レーダー]]を換装した本格量産型。~
他にも落下式増槽を装備できる。~
エンジンはA型と同じくJ47-GE-11を搭載するが、88機目からはエンジンがJ43-GE-23に換装された。~
~
--B-47B-供~
「ハイヌーン計画」によってE型相当へ改良された型。~
~
--YRB-47B/RB-47B:~
昼間[[偵察機]]型。爆弾倉内にカメラを8基搭載する。~
RB-47Eが配備されるまでのつなぎとして運用され、RB-47Eが配備されると爆撃任務に戻された。~
~
--TB-47B:~
[[練習機]]型。当時任務から退いていた87機のB-47Bのうち66機を改造。~
~
--MB-47B:~
「ブラスリング計画」によって[[無人偵察機>無人機]]に改造された型。[[水爆>水素爆弾]]が搭載可能になる予定だった。~
1953年に計画中止となった。~
~
--YDB-47B/DB-47B:~
GAM-63「ラスカル」[[巡航ミサイル]]の試験機。~
~
--WB-47B:~
気象偵察機型。~
B-47で唯一、戦略航空軍団(SAC)で運用されず軍事航空輸送部(MATS)で運用された。~
のちに軍事空輸軍団(MAC)内の[[第557気象航空団>航空団]]へ移管されて1960年代半ばまで運用された。~
~
--KB-47B:~
[[プローブアンドドローグ]]方式の給油システムの試験機。~
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--カナディア CL-52:~
[[CF-105「アロー」>CF-105]][[迎撃戦闘機]]に搭載予定だったオレンダ「イロクォイ」エンジン試験のためにカナダに貸与されたB型の名称。~
エンジンは胴体後部の尾翼付近の右側面に備えられた。~
~
-YB-47C/B-56:~
エンジンをアリソンJ71[[ターボジェット]]に換装して四発機とした型。計画のみ。~
~
-XB-47D:~
エンジンのうち4基を[[ライト>カーチス・ライト]][[TY49-W-1>サファイア]][[ターボプロップ]]に換装した型。~
性能に大きな変化が無かったため採用されず。~
~
-B-47E:~
B型の改良型。~
エンジンをJ47-GE-25に換装し、機首のガラス部も両側の1つずつの窓に変更された。~
細かな変更によって機銑犬泙任梁称がある。~
~
--B-47E-機~
初期型。~
エンジンは[[水エタノール噴射]]装置付きのJ47-GE-25Aに換装している。~
エンジンは水エタノール噴射装置付きのJ47-GE-25Aに換装している。~
[[JATO]]システムを搭載し、18本のJATOロケットを装備した。~
~
--B-47E-供~
E-気砲錣困な変更を加えた型。~
~
--B-47E-掘~
胴体下部のバルジに[[レーダー]]ジャマーと[[チャフ]]ディスペンサーからなる[[ECM]]スイートを装備し、改良された電気式オルタネーターを搭載した型。~
~
--B-47E-検~
[[着陸装置>降着装置]]や機体を強化し、燃料容量や爆弾搭載量の増加を行った型。~
また、AN/APS-64[[レーダー]]を搭載するMA-7A BNSが追加された。~
~
--YDB-47E:~
試験機型。~
~
--DB-47E:~
GAM-63「ラスカル」[[巡航ミサイル]]の試験機。~
のちに[[無人機]]制御機として運用された。~
~
--ティー・タウンB-47E:~
爆弾倉の両側にAN/ALT-6Bジャマーを装備した型。~
~
--EB-47E:~
[[電子妨害機>電子戦機]]型。[[海軍>アメリカ海軍]][[艦隊]][[電子戦]]支援部隊(FEWSG)でも運用された。~
~
--EB-47E(TT):~
特殊妨害機型。ソ連のミサイルの試験と宇宙へ発射する際の無線信号を傍受していた。~
~
--ETB-47E:~
[[練習機]]型。搭乗する教官のため4席目が設けられた。~
~
--JB-47E:~
試験機型。うち1機は[[フライバイワイヤー]]試験機とされた。~
~
--JTB-47E:~
試験機型。秘匿されていたため詳細は不明だが[[ECM]]システムの試験機とされている。~
~
--JRB-47E:~
試験機型。JTB-47Eと同様、ECMシステムの試験機とされている。~
~
--NB-47E:~
[[米海軍>アメリカ海軍]]における実験支援機型。~
[[S-3]][[艦上哨戒機>対潜哨戒機]]に搭載予定のの[[GE>ジェネラルエレクトリック]] [[TF34-2>TF34]][[ターボファン]]のテストを支援するために供与された。~
~
--RB-47E:~
写真偵察機型。機首が0.86m延長され、最大11台のカメラを収納する。~
~
--QB-47E:~
[[無人>無人機]][[標的機]]型。~
~
--WB-47E:~
気象偵察機型。~
尾部銃座含め武装は取り去られ、機首にカメラ、爆弾倉に気象観測器が設置された。~
~
-YB-47F:~
[[ブレーキパラシュート>ドラッグシュート]]および[[空中給油]]試験用に改修されたB型。~
~
-KB-47G:~
B型の[[空中給油機]]改修型。~
~
-RB-47H:~
[[電子偵察機>ELINT]]型。電子戦要員(EWO)が3人搭乗可能。~
一部の機体はFB-111の[[アビオニクス]]のテストベッド機として使用され、[[F-111]]の機首を装着していた。~
~
-ERB-47H:~
電子偵察機型。電子戦要員が2人搭乗可能。~
~
-YB-47J:~
[[B-52]]のMA-2レーダー[[爆撃]][[航法]]装置の試験支援機。~
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-RB-47K:~
[[気象・写真偵察機>偵察機]]型。~
ドロップゾンデ・気象センサーを8個搭載し、飛行経路上の各チェックポイントで投下される。~
ドロップゾンデから送られてくるデータは[[航法士>航法員]]が記録していた。~
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-EB-47L:~
E型を改修した電子通信専用機。~
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-XB-55:~
エンジンをGE J35ターボジェット6基からアリソンT40[[ターボプロップ]]4基に変更した型。~
計画中止。~
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IP:118.14.32.153 TIME:"2022-12-11 (日) 14:47:25" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?cmd=edit&page=B-47" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/108.0.0.0 Safari/537.36"

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