*&ruby(えーごじゅう(えいわっくす)){【A-50(AWACS)】}; [#k18e6f31]
Beriev A-50~
~
[[早期警戒機]][[Tu-126「モス」>Tu-95]]の後継機として開発されたロシアの[[早期警戒管制機]]。~
[[NATOコード]]は「メインステイ((Mainstay:大黒柱の意。))」。~
[[NATOコード]]は"&ruby(メインステイ){Mainstay};((大黒柱の意。))"。~
~
[[Il-76]][[輸送機]]をベースにした機体で、胴体上に[[レドーム]]を取り付けている。~
電子機器の小型化が遅れており、西側の同種機体に比べ大型で重い(([[E-3]]の1.5倍の重量がある。))こともあってか、燃料満載状態では離陸出来ない。~
空中給油[[プローブ]]も一応備えられているが、扱いが難しいため、経験の多い[[パイロット>エビエーター]]にしか使用を認めていないという。~
~
搭載する「シュメーリ((Шмель:ロシア語でマルハナバチの意。))」[[レーダー]]システムはロシア軍のあらゆる[[航空機]]・地上管制所・[[潜水艦]]などと[[データリンク]]可能。~
索敵距離は220km〜240km、50〜60個の目標を同時に追跡可能で、これはアメリカの[[E-3「セントリー」>E-3]]に比して劣る。~

[[キャビン]]内には[[戦闘機]]指揮用の大型スクリーン1つ、地上・空中の戦闘状況をモニターする小型スクリーンが複数設置。いずれもデジタルカラーCRTディスプレイ。~
軍事的な性能とは裏腹に騒音レベルが高い、休憩用ベッドが無い等、搭乗員の居住環境は良くないそうである。~
~
現在は[[ロシア空軍>ロシア軍]]で28機(A-50M×26機とA-50U×2機)が使用されている。~
実戦では余り知られてないが、[[湾岸戦争]]中、当時[[ソ連空軍>ソ連軍]]所属だった本機が黒海やカスピ海周辺に展開し、24時間体制でイラク周辺の上空を監視し続けていたという。~
イラク軍も少数ながら本機((本機とは別タイプのIL-76改良型[[早期警戒機]]の説もあり。))を実戦に使用した模様だが、1機が破壊され2機がイランに亡命した。~
そのイランは、現在でも亡命した2機を使用しているという。~
~
本機の後継として[[Il-76MD-90A>Il-76]]をベースにしたA-100が開発中である。~

**スペックデータ [#y8e8c887]
|乗員|16人(操縦士5名+ミッションクルー11名)|
|全長|49.59m|
|全高|14.76m|
|全幅|50.50m|
|主翼面積|300|
|機体重量&br;(自重/全備)|105,000kg/195,000kg|
|最大離陸重量|190,000kg|
|飛行速度|700km/h(巡航)|
|[[エンジン]]|ソロビヨフ設計局((現:アビアドビゲーテル。))製 [[D-30KU>D-30]][[ターボファン]]×4基|
|[[エンジン]]|ソロヴィヨーフ設計局((現:アビアドビゲーテル。))製 [[D-30KU>D-30]][[ターボファン]]×4基|
|[[推力]]|117.68kN|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|12,000m|
|[[航続距離]]|3,940nm|
|最大探知距離|119nm|
|方位角|0〜360°|
|飛行時間|9.3時間(給油なし最大)&br;4時間(1,000kmの距離でのパトロール、給油なし)&br;7時間(1,000kmの距離でのパトロール、給油1回)|
|周波数範囲|0.5〜18GHz([[ELINT]])&br;50〜500MHz([[SIGINT]])|
~
**派生型 [#d0e30054]
-A-50"メインステイA":~
初期生産型。~
~
-A-50M:~
[[エンジン]]をPS-90に換装し、搭載機器をデジタル化、新たな航法装置や改良型の「シュメーリM」[[レーダー]]を搭載した発展型。~
計画中止。~
~
-A-50M"メインステイB":~
改良型。~
機首左側に位置する[[航空士]]用の部屋と窓を排除し、旧貨物室の機尾側面に1組の半滴状誘電体カバーを設置した。~
また、機体後尾に[[チャフ]]・[[フレア]]ディスペンサーを追加して改良されたレーダーや通信機材を搭載した。~
~
-A-50U:~
M型の搭載機器をデジタル化した型。~
レーダーを「シュメーリM」に換装したほか、コンピュータを換装しデータ処理能力や目標の発見・追跡能力を向上させた。~
[[アビオニクス]]の近代化により重量、消費電力、容積が低減され最大離陸重量が増加、信頼性も向上したほか、問題であった居住性の改善(乗務員の休憩所、トイレ、調理室の設備のアップデート等)も行われた。~
~
-A-50E(A-50Eh):~
インド向け輸出型。~
装備品はダウングレードされている。~
~
-A-50Ah:~
アメリカの圧力によってキャンセルされたA-50Iの代替として中国に提案したダウングレード型。~
計画のみ。~
~
-A-50I:~
中国向け輸出型。~
エルタ・システムズ製EL/M-2075 アクティブ[[フェイズドアレイレーダー]]を3面三角形上に配置し、非回転式とした。~
また、[[ベントラルフィン]]が追加されている。~
アメリカの外交圧力によりキャンセル。~
~
--[[空警2000]]([[NATOコード]]:メインリング):~
--[[空警2000(KJ-2000)>空警2000]]([[NATOコード]]:メインリング):~
I型をレーダーと電子装備を除いた機体部分を中国が引き取って自主開発した機体。~
詳しくは項を参照。~

~
-A-50EI:~
イスラエルの[[IAI]]がインドと共同開発した型。~
基本的にはA-50Iと同じだが、エンジンをソロヴィヨフ PS-90A-76([[推力]]:142kN)に換装している。~
2016年に予算が認められた2機はアップグレードされたセンサーが含まれており、よりシームレスに作業することが可能である。~
~

IP:153.151.157.66 TIME:"2019-04-24 (水) 08:45:20" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/73.0.3683.103 Safari/537.36"

トップ 編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS