*&ruby(みらーじゅすりー){【ミラージュ3】}; [#qb1255a6]
Dassult Mirage III.~
~
ダッソー社が1950年代に開発し、[[フランス空軍>フランス軍]]に納入されたジェット[[戦闘機]]。~
ヨーロッパ諸国が開発した機体として、初のマッハ2級戦闘機である。~
1952年から開発が開始され、1956年に[[初飛行]]した。~
~
無[[尾翼]]・[[デルタ翼]]形式を採用し、補助動力としてロケットブースターを機体下部に装備できる事が特徴である。~
[[無尾翼>無尾翼機]]・[[デルタ翼]]形式を採用し、補助動力としてロケットブースターを機体下部に装備できる事が特徴である。~
~
主な戦歴では、[[第三次中東戦争>中東戦争]]で[[イスラエル空軍>イスラエル軍]]が使用したほか、印パ戦争、[[フォークランド紛争]]、南アフリカの対外戦争(アンゴラ侵攻、独立前のナミビアにおける[[対ゲリラ戦>ゲリラ戦]])等に投入されている。~
~
派生機も開発され、[[攻撃機]]型の[[ミラージュ4]]や[[ミラージュF1]]につながる[[STOL]]試験機ミラージュ3F2等の他、[[ネシェル]]・[[クフィル]]・[[チーター]]・パンテーラ等、他国で生産された派生機・コピー機も存在する。~
派生機も開発され、[[攻撃機]]([[戦略爆撃機]])型の[[ミラージュ4]]や[[ミラージュF1]]につながる[[STOL]]試験機ミラージュ3F2等の他、[[ネシェル]]・[[クフィル]]・[[チーター]]・パンテーラ等、他国で生産された派生機・コピー機も存在する。~
~
開発国のフランス本国では既に退役しているが、アルゼンチンやパキスタンでは第一線機として運用されている。~
特にパキスタンは各地で退役した機体を大量に入手しており、ミラージュ5を含めて150機以上を保有している。~
**スペックデータ [#dee6329e]
|乗員|1名|
|全長|15.03m|
|全高|4.50m|
|全幅|8.22m|
|[[主翼]]面積|35.0|
|空虚重量|7,050kg|
|[[離陸]]重量&br;(通常/最大)|9,600kg/13,700kg|
|最大兵装搭載量|4,000kg|
|[[エンジン]]|SNECMA [[アター09C-III>アター]][[ターボジェット]]×1基|
|補助動力|SEPR844 [[液体燃料ロケット]]ブースター×1基を装着可能|
|[[推力]]|41.97kN([[ドライ推力>ミリタリー推力]])/60.8kN([[A/B>アフターバーナー]]使用時)(アター09C)&br;14.71kN(SEPR844使用時)|
|最高速度|[[マッハ]]2.15|
|最大速度&br;(水平/巡航)|1,268kt/516kt|
|[[海面上昇率>上昇率]]|5,000m/min+|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|11,000m|
|荷重制限|+4.83[[G]]|
|[[航続距離]]|2,152nm(フェリー)|
|[[戦闘行動半径]]|647nm(Hi-Hi-Hi)|
|固定武装|DEFA552 30mm[[リヴォルヴァーカノン>リボルバーカノン]]×2基|
|>|CENTER:兵装|
|[[AAM>空対空ミサイル]]|[[マトラ]][[R-530]]×1発+マトラ[[マジック>R-550]]×2発&br;or&br;[[AIM-9「サイドワインダー」>AIM-9]]×2発|
|[[ARM>対レーダーミサイル]]|マトラAS37|
|[[ロケット弾]]|マトラJL-100 ドロップタンク/ロケットパック×2基&br;(SNEB 68mmロケット弾×19発、66USガロン(250リットル)[[増槽]])|
|爆弾類/その他|通常爆弾、AN52[[核爆弾>戦術核兵器]]|
|その他|[[偵察]][[ポッド]]、増槽|
|[[アビオニクス]]|シラノ-I [[火器管制レーダー>火器管制装置]]|
~
**バリエーション [#l423cc03]
ここではミラージュ3のバリエーションのみを表記する。~
[[ミラージュ4]]、[[ミラージュ5]]のバリエーションは該当項目を参照。~
~
-M.D.550 ミステール・デルタ:~
デルタ翼迎撃戦闘機のプロトタイプ。~
エンジンはMD.30(アームストロング・シドレー バイパー)ターボジェット([[推力]]7.35kN)を双発で搭載。~
~
-ミラージュ1:~
M.D.550の小改正モデル。~
エンジンはMD.30Rターボジェット(推力9.61kN)を双発で搭載し、補助ロケットとしてSEPR 66ロケットブースター(推力15kN)を装備可能。~
~
--ミラージュ2:~
ミラージュ1の拡大モデル。~
エンジンはチュルボメカ「ガビゾ」ターボジェットを双発で装備。~
~
-ミラージュ3-001:~
試作型。~
エンジンはアター101G1([[推力]]44.12kN)を装備。~
後にアター101G-2(43.15kN)に換装され、SEPR66 補助ロケットモーターが装備された。~
~
-ミラージュ3A:~
初期生産型。~
エンジンはアター09Bを装備。~
~
-ミラージュ3B:~
レーダーを省いた複座練習機型。~
~
--ミラージュ3B-1:~
試験機型。~
~
--ミラージュ3B-2(RV):~
機首にダミーの空中給油プローブを装備した空中給油訓練型。~
~
--ミラージュ3BE:~
フランス空軍向け複座練習機型。~
ミラージュ3Eベース。~
~
--ミラージュ3BJ:~
[[イスラエル空軍>イスラエル軍]]向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3BL:~
レバノン空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3BS:~
スイス空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3BZ:~
南アフリカ空軍向け複座練習機型。~
~
-ミラージュ3C:~
戦闘機型の本格生産型。~
~
--ミラージュ3CJ:~
イスラエル空軍向け輸出型。~
電子機器が簡素化され、補助ロケットブースターを装備していない。~
~
--ミラージュ3CS:~
スイス空軍向け輸出型。~
~
--ミラージュ3CZ:~
南アフリカ向け輸出型。~
~
--ミラージュ3C-2:~
ミラージュ3Eのエンジンをアター09K-6に換装した型。~
~
-ミラージュ3D:~
E型の複座練習機型。~
オーストラリアでは[[ライセンス生産]]された。~
~
--ミラージュ3DA:~
アルゼンチン空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3DBR:~
ブラジル空軍向け複座練習機型。F-103Dとも呼ばれた。~
~
---ミラージュ3DBR-2:~
ブラジル空軍向けの改修型。~
より近代的な[[アビオニクス]]や[[カナード翼>先尾翼]]が装備された。~
~
--ミラージュ3DE:~
スペイン空軍向け複座練習機型。CE.11とも呼ばれた。~
~
--ミラージュ3DP:~
パキスタン空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3DS:~
スイス空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3DV:~
ベネズエラ空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3DZ:~
南アフリカ空軍向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3D2Z:~
南アフリカ空軍向け複座練習機型。~
エンジンはアター9K-50(49.2kN([[ドライ推力>ミリタリー推力]])/70.6kN([[リヒート>アフターバーナー]]時))に換装しており、事実上[[ミラージュ50>ミラージュ5]]と同仕様となっていた。~
~
-ミラージュ3E:~
[[戦闘攻撃機]]型。~
エンジンはアター09Cに換装している。~
~
--ミラージュ3EA:~
アルゼンチン空軍向け。~
~
--ミラージュ3EBR:~
ブラジル空軍向け。F-103Eとも呼ばれた。~
~
---ミラージュ3EBR2:~
ブラジル空軍向けの改修型。~
カナード翼を装備。EBRも同じ仕様にアップグレードされた。~
~
--ミラージュ3EE:~
スペイン空軍向け。C.11とも呼ばれた。~
~
--ミラージュ3EL:~
レバノン空軍向け。~
ドップラーレーダーとHFアンテナが省略されている。~
~
--ミラージュ3EP:~
パキスタン空軍向け。~
~
--ミラージュ3EV:~
ベネズエラ空軍向け。ドップラーレーダーが省略されている。~
後にミラージュ50EV基準にアップグレードされた。~
~
--ミラージュ3EZ:~
南アフリカ空軍向け多用途戦闘機型。~
~
-ミラージュ3O:~
A型ベースのオーストラリア向け商戦型。~
エンジンをアター09Bから[[エイヴォン67>エイヴォン]]に変更している。~
エンジンは、パフォーマンス不足で不採用。~
~
--ミラージュ3O(A):~
E型ベースのオーストラリア向け戦闘攻撃機型。~
~
--ミラージュ3O(D):~
D型ベースのオーストラリア向け複座練習機型。~
~
--ミラージュ3O(F):~
E型ベースのオーストラリア向け要撃機型。~
後にO(A)へ改修。~
~
--ミラージュ3O ROSE機~
パキスタンがオーストラリア空軍から取得したO(F)型を近代化改修した型。~
ROSEは『Retrofit Of Strike Element』の略。~
~
-ミラージュ3R:~
[[偵察機]]型。~
機首に光学カメラ5台を装備している。~
~
--ミラージュ3RD:~
R型の全天候型。[[偵察]][[ポッド]]を装備。~
~
--ミラージュ3RJ:~
イスラエル空軍向け全天候偵察機型。~
ミラージュ3CZから改装。~
~
--ミラージュ3RP:~
パキスタン空軍向け輸出型。~
~
--ミラージュ3RS:~
スイス空軍向け輸出型。~
~
--ミラージュ3RZ:~
南アフリカ空軍向け輸出型。~
~
--ミラージュ3R2Z:~
南アフリカ空軍向けの偵察機型。~
ミラージュ3D2Zと同様エンジンはアター9K-50に換装している。~
~
-ミラージュ3S:~
C型のスイス向け性能向上型。~
アメリカ製TARANレーダーを搭載し、機体構造やブレーキを強化している。~
エンジンや胴体はE型に準ずる。~
HM-55([[AIM-26]]の通常弾頭型)、[[AIM-9B>AIM-9]]、AS30[[空対地ミサイル]]の運用能力を付与。~
~
-ミラージュ3T:~
アメリカ製エンジン試験機。~
初期は[[亜音速]]の[[P&W>プラット&ホイットニー]]/SNECMA TF104(推力46.7–61.8kN)を装備。~
後に[[超音速]]の[[P&W>プラット&ホイットニー]]/SNECMA TF106(推力51.96–74.53kN)に換装している。~
~
-ミラージュ3NG(ミラージュ3X):~
ミラージュ50の成果を反映し、[[フライバイワイヤー]]や[[カナード翼>先尾翼]]を装備した新世代型。~
[[ミラージュ2000]]の廉価版として提案されたが、不採用。~
~
-ミラージュ3EX:~
ミラージュ3NGの輸出型。~
改造キットとして採用され、ブラジルとベネズエラが改修に使用した。~
~
-バルザックV:~
[[VTOL]]試験機。~
エンジンはリフト用にロールス・ロイス RB.108を8基、推進用としてブリストル・シドレー[[オーフュース]]1基を装備している。~
~
-ミラージュ3V:~
バルザックVを大型化し、ミラージュ3Tのエンジンを搭載したVTOL試験機。~
エンジンはリフト用にロールス・ロイス RB.162を8基、推進用としてスネクマTF106(([[P&W>プラット&ホイットニー]]TF30(JTF10)を改良し[[ライセンス生産]]したもの。))を1基装備している。~
~
-ミラージュ3F2:~
[[デルタ翼]]から、[[後退翼]]に変更した複座[[STOL]]試験機。~
[[ミラージュF1]]の原型となった。~
~
-ミラージュ3F3:~
単座STOL試験機。~
[[可変翼>可変後退翼]]機[[ミラージュG]]への計画変更により、キャンセル。 ~
~
-ミラージュ3K:~
イギリス向け輸出型。~
エンジンはロールス・ロイス [[スペイ]]を搭載。計画のみ。~
~
-ミラージュ3M:~
海軍型。計画のみ。~
~
-ミラージュ3W:~
アメリカ向け軽戦闘機型。計画のみ。~
~
-[[ミラージュ4]]:~
ミラージュ3を大型化した[[核兵器]]用[[爆撃機]]型。詳しくは項を参照。~
~
-[[クフィル]]:~
イスラエルによる性能向上型。詳しくは項を参照。~
~
-[[チーター]]:~
クフィルの技術を使用した南アフリカ向け性能向上型。詳しくは項を参照。~
~

IP:114.161.18.168 TIME:"2018-02-01 (木) 17:56:04" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/63.0.3239.132 Safari/537.36"

トップ 編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS