*&ruby(べるにひゃくろく){【ベル206】}; [#he77bdbe]
Bell 206.~
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アメリカの[[ベル・エアクラフト]]社が開発した多目的汎用ヘリコプター。~
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本機のルーツは、[[H-13「スー」>ベル47]]の後継として陸軍が1960年代に提示したLOH((Light Observation Helicopter:主力軽観測ヘリコプター。))計画までさかのぼる。~
本機のルーツは、[[H-13「スー」>ベル47]]の後継として[[陸軍>アメリカ陸軍]]が1960年代に提示したLOH((Light Observation Helicopter:主力軽観測ヘリコプター。))計画までさかのぼる。~
このとき[[ベル>ベル・エアクラフト]]社が試作機として供した「YOH-4A(モデル206)」は、提示価格((この時にヒューズ社が[[OH-6]]を採用させるために提示した額は、本機を下回る非現実的な額だったという。))などを理由にして[[OH-6A>OH-6]]に敗れた。~
しかし、YOH-4Aに可能性を感じていた[[ベル>ベル・エアクラフト]]社は、独自に民間型のベル206A「[[ジェットレンジャー>レンジャー]]」を開発し、1965年に初飛行させた。~
それまでにない流麗な外観と、[[ターボシャフト]]採用による高出力、それでいて従来の[[レシプロ>レシプロエンジン]]式[[ヘリコプター]]と変わらない経済性が評価され、民間タービンヘリコプターの草分け的存在となった。~
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日本でも警視庁や都道府県警察航空隊が採用したほか、農薬散布や物資輸送、送電線パトロールなどで幅広く使用されている。~

**スペックデータ(ベル206B-3) [#k76973ae]
|乗員|1名|
|乗客数|4名|
|全長|12.09m|
|全高|2.84m|
|主ローター直径|10.16m|
|回転円盤面積|81|
|ブレードセクション|NACA0012 mod(11.3%)|
|空虚重量|1,057kg|
|最大離陸重量|1,520kg|
|[[エンジン]]|アリソン250-C20J[[ターボシャフト]]×1基([[推力]]317hp(236kW))|
|最高速度|220km/h|
|超過禁止速度|240km/h|
|[[航続距離]]|693km|
|[[上昇限度]]|4,100m|
|[[海面上昇率>上昇率]]|6.9m/s|
|円盤荷重|20kg/|
|パワー/マス|0.43kW/kg|
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**主なバリエーション [#p64f838f]
-民間型
--ベル206(YOH-4A):~
※軍用型は[[OH-58]]の項を参照のこと。~
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-ベル206(YOH-4A):~
初期試作型。~
以降の機種とは異なり球形の風防機首を持つ。~
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--ベル206A「ジェットレンジャー」:~
-ベル206A「ジェットレンジャー」:~
初期生産型。エンジンはアリソン250-C8を搭載。~
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---アグスタ・ベル206A「ジェットレンジャー」(AB206):~
--アグスタ・ベル206A「ジェットレンジャー」(AB206):~
アグスタ社での[[ライセンス生産]]型。~
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--ベル206A-1:~
-ベル206A-1:~
OH-58AをFAA民間認証用に改造したもの。~
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---アグスタ・ベル206A-1:~
--アグスタ・ベル206A-1:~
アグスタ社でのライセンス生産型。~
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--ベル206B「ジェットレンジャー供廖~
-ベル206B「ジェットレンジャー供廖~
206Aの[[エンジン]]をアリソン250-C20(出力420馬力)に強化したタイプ。~
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--ベル206B-2:~
-ベル206B-2:~
ベル206Bを206B-3相当にアップグレードした型。~
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--ベル206B-3「ジェットレンジャー掘廖~
-ベル206B-3「ジェットレンジャー掘廖~
[[テイルローター]]を改良したモデル。~
エンジンはアリソン250-C20Jを搭載。~
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--ベル206L「ロングレンジャー」:~
-ベル206L「ロングレンジャー」:~
[[キャビン]]を延長し7人乗りとしたモデル。~
エンジンはアリソン250-C20Bを搭載。~
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---アグスタ・ベル206L「ロングレンジャー」:~
--アグスタ・ベル206L「ロングレンジャー」:~
アグスタ社でのライセンス生産型。~
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--ベル206L-1「ロングレンジャー供廖~
-ベル206L-1「ロングレンジャー供廖~
アリソン250-C28[[ターボシャフト]]を搭載した高出力モデル。~
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---アグスタ・ベル206B-1:~
--アグスタ・ベル206B-1:~
アグスタ社でのライセンス生産型。~
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--ベル206L-1+「ロングレンジャー」:~
-ベル206L-1+「ロングレンジャー」:~
ベル206Lを206L-4相当にアップグレードした型。~
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--ベル206L-3「ロングレンジャー掘廖~
-ベル206L-3「ロングレンジャー掘廖~
アリソン250-C30P[[ターボシャフト]]を搭載した型。~
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---アグスタ・ベル206B-3:~
--アグスタ・ベル206B-3:~
アグスタ社でのライセンス生産型。~
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--ベル206L-3+「ロングレンジャー」:~
-ベル206L-3+「ロングレンジャー」:~
ベル206L-3を206L-4相当にアップグレードした型。~
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--ベル206L-4「ロングレンジャー検廖~
-ベル206L-4「ロングレンジャー検廖~
アリソン250-C30Pエンジンを搭載し、トランスミッションをアップグレードしたモデル。~
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--ジェミニST:~
-ジェミニST:~
206Lをトライドエア社が双発に改造したもの。~
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--ベル206LT「ツインレンジャー」:~
-ベル206LT「ツインレンジャー」:~
ジェミニSTの同等品を[[ベル>ベル・エアクラフト]]自ら新規製造したもの。~
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--ベル407:~
-ベル407:~
ベル406を基に[[エンジン]]強化や操縦系の自動化などを施した民間向けタイプ。~
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--ベル417:~
-ベル417:~
ARH-70をベースにした民間型。計画のみ。~
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--Eagle 407HP:~
-Eagle 407HP:~
イーグルコプター(カナダ・アルバータ州)での生産型。~
エンジンはハネウェルHTS900(定格出力1,021shp(760kW))を搭載。~
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--ベル407GX:~
-ベル407GX:~
407の改良型。~
[[アビオニクス]]の改良を行い、ガーミン G1000 Hモデル[[グラスコックピット]]を装備した。~
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--ベル407GXP:~
-ベル407GXP:~
マーケティングモデル。~
407に[[ロールス・ロイス]]250-C47B/8[[エンジン]]とガーミン G1000H[[アビオニクス]]を装備した。~
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--ベル407GXi:~
-ベル407GXi:~
マーケティングモデル。~
407にロールス・ロイス250-C47E/4エンジンとガーミンG1000H NXiアビオニクスを装備した。~
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--ベル427:~
-ベル427:~
417の胴体を延長し、[[エンジン]]を双発にしたタイプ。~
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--ベル429:~
-ベル429:~
427の改良型。~
ローターブレードを変更して飛行性能を向上し、1名での[[計器飛行]]に対応、クラムシェルドアを追加するなどした。~
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--ベル429WLG:~
-ベル429WLG:~
429に小型の[[スポンソン]]を装備して引き込み式[[ランディングギア]]を内蔵し、[[速度]]性能などを向上させた型。~
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--ベル505「ジェットレンジャーX(JRX)」:~
-ベル505「ジェットレンジャーX(JRX)」:~
足先まである大型の[[風防]]やガーミン社製の[[統合フライトデッキ>フライトデッキ]]を備えた最新型。~
[[エンジン]]にチュルボメカ・アリウス2Rを採用し経済性に優れるが、[[ペイロード]]は劣る。~
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--HESA Shahed 278:~
イランがベル206を[[リバースエンジニアリング]]して国産化したモデル。~
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---HESA Shahed 278:~
[[装甲]]と固定[[機関銃]]を装備した単座の観測・軽[[攻撃ヘリコプター]]型。~
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-軍用型
--ベル206AS:~
チリ海軍向け輸出型。~
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--ベル CH-139「ジェットレンジャー」:~
ベル206B-3のカナダ軍での呼称。~
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--Hkp6A:~
アグスタ・ベル206Aのスウェーデン陸軍での呼称。~
訓練、連絡、軽輸送、[[偵察]]、対戦車用ヘリコプターとして使用され、[[対戦車ミサイル]]を搭載可能。~
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--Hkp6B:~
アグスタ・ベル206Aのスウェーデン海軍での呼称。~
[[対潜ヘリコプター]]として使用され、[[爆雷]]を搭載可能。~
緊急時の膨張[[フロート]]を装備している。~
~
--[[OH-58A「カイオワ」>OH-58]]:~
206Aを再々設計した[[観測ヘリコプター]]型。詳しくは項を参照。~
~
--ベル206L「テキサスレンジャー」:~
輸出向け提案型。デモ機のみで量産されず。~
~
--TH-57A「シーレンジャー」:~
206Aを[[アメリカ海軍]]・[[アメリカ海兵隊]]・[[アメリカ沿岸警備隊]]が[[練習機]]として採用したもの。~
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--TH-57B:~
206B-3をアメリカ海軍が[[練習機]]として採用したもの。~
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--TH-57C:~
206B-3をアメリカ海軍が[[計器飛行]]用の[[練習機]]として採用したもの。~
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--TH-57D:~
TH-57B/Cのコックピットをデジタルコックピットに変換したアップグレード型。~
計画のみ。~
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--TH-67「クリーク」:~
206Bを基にした[[アメリカ陸軍]]向け[[練習機]]。~
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--[[ノースロップ・グラマン]] MQ-8C「ファイアスカウト」:~
[[米海軍>アメリカ海軍]]向け無人輸送ヘリ型。~
ベル407の機体に[[MQ-8「ファイアスカウト」>MQ-8]]無人偵察ヘリの遠隔操縦システムを組み込んだ。~
開発中は「Fire-X」として知られていた。~
2013年10月に[[初飛行]]し、2019年6月28日に初期作戦能力を達成した。~
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--ARH-70(ARH→RAH70):~
陸軍のARH計画に応じ、ベル407をベースに[[FLIR]]や[[M134]]・[[ロケット弾]]・[[AGM-114]]などを装備した[[武装偵察ヘリコプター]]。~
[[商用オフザシェルフ]]によりコスト低減を図ったはずであるが、開発コストが高騰し2008年に開発中止。~
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--ベル407 Light Observation Helicopter:~
軍用偵察ヘリコプター型。~
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--ベル407AH:~
政府および治安部隊で使用される武装ヘリコプター型。~
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--ベル407GT:~
ベル407GXの軍用型。~
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