*&ruby(せすな・さいてーしょん){【セスナ・サイテーション】}; [#j7973374]
Cessna Citation.~
~
アメリカの[[軽飛行機]]メーカー・[[セスナ社>セスナ・エアクラフト]]が1960年代より開発・生産・販売している[[ビジネス機]]。~
当初は一つのモデルの名称だったが、後継機にも「サイテーション」の名前が使われ、現在ではセスナ社の生産するジェット機すべてを指す愛称として用いられている。~
~
当初、[[ビジネス機]]市場は高価なジェット機と安価な[[ターボプロップ]]機(ビーチクラフト・[[キングエア]]など)の二つに分かれていたが、本機はこの間を埋める安価なジェット機として開発された。~
このため、当初の機体(モデル500)は[[直線翼]]の機体に小型の[[ターボファン]][[エンジン]]を備える機体として「ファンジェット500」のプロジェクト名で開発された。~
発表当初は「遅いジェット機などだれが欲しがるのか?」という声もあったが、発売されるや爆発的な売れ行きを見せ、セスナ社の予見が正しかったことを証明した。~
>発売にあたり「[[アビオニクス]]をパッケージ化」「機体価格に『運航スタッフの教育訓練』『初年度の運航整備管理』『機体・アビオニクスの保証』までパッケージ化」などの施策がとられ、顧客の購入にあたっての不安を払拭するキャンペーンが打たれていたのも大きい。

一般顧客以外にも軍や政府機関にも[[汎用機]]・[[輸送機]]として幅広く採用されている。

**スペックデータ [#x30cf87a]
|>|CENTER:''サイテーション''|
|乗員|2名/1名(/SP)|
|乗客数|5名|
|全長|13.26m|
|全高|4.37m|
|翼幅|14.35m|
|翼面積|25.87|
|アスペクト比|7.83:1|
|空虚重量|3,008kg|
|最大離陸重量|5,375kg|
|[[燃料]]容量|2,130リットル(使用可能燃料)|
|[[エンジン]]|[[プラット&ホイットニー・カナダ>プラット&ホイットニー]][[JT15D-1B>JT15D]][[ターボファン]]×2基&br;([[推力]]9.8kN)|
|最高[[速度]]|[[マッハ]]0.705|
|[[巡航速度]]|661km/h(高度11,000m)|
|[[失速]]速度|152km/h([[CAS>較正対気速度]])|
|[[航続距離]]|2,459km(高度12,000m、リザーブ45分、[[ペイロード]]709kg時)|
|[[上昇限度]]|12,000m|
|[[上昇率]]|13.81m/s|
~
|>|CENTER:''サイテーションS/''|
|乗員|2名|
|乗客数|6〜8名|
|全長|14.542m|
|全高|4.57m|
|翼幅|15.913m|
|翼面積|31.83|
|翼型|NACA 23000|
|空虚重量|3,656kg|
|最大離陸重量|6,849kg|
|[[燃料]]容量|3,260リットル(使用可能燃料)|
|[[エンジン]]|[[プラット&ホイットニー・カナダ>プラット&ホイットニー]][[JT15D-4B>JT15D]][[ターボファン]]×2基&br;([[推力]]11kN)|
|最高[[速度]]|[[マッハ]]0.721|
|[[巡航速度]]|746km/h(高度11,000m)|
|[[失速]]速度|152km/h([[CAS>較正対気速度]])|
|[[航続距離]]|3,700km(最大燃料時)|
|[[上昇限度]]|13,000m(最大運用高度)|
|[[上昇率]]|15.4m/s|
~
|>|CENTER:''サイテーション・ウルトラ''|
|乗員|1〜2名|
|乗客数|7〜11名|
|全長|14.9m|
|全高|4.6m|
|翼幅|15.9m|
|翼面積|31.8|
|翼型|NACA 23000|
|空虚重量|4,502kg|
|最大離陸重量|7,394kg|
|[[燃料]]容量|2,618リットル|
|最大[[ペイロード]]|1,032kg|
|[[キャビン]]長|5.3m|
|キャビン高さ×幅|1.5×1.5m|
|[[エンジン]]|[[プラット&ホイットニー・カナダ>プラット&ホイットニー]][[JT15D-5D>JT15D]][[ターボファン]]×2基&br;([[推力]]13.54kN)|
|最高[[速度]]|[[マッハ]]0.755|
|[[巡航速度]]|780〜800km/h|
|[[航続距離]]|3,630km(パイロット2名、乗客6名、無風時)|
|[[上昇限度]]|13,716m|
|[[上昇率]]|21.5m/s|
|燃料消費量|0.67kg/km(FL410、802km/h)|
|キャビン内加圧|8.9psi|
~
|>|CENTER:''サイテーションXLS+''|
|乗員|2名|
|容量|乗客9名、[[ペイロード]]4,077kg|
|全長|16m|
|全高|5.23m|
|翼幅|17.17m|
|空虚重量|5,806kg|
|最大離陸重量|9,163kg|
|[[エンジン]]|[[プラット&ホイットニー・カナダ>プラット&ホイットニー]][[PW545C>PW500]][[ターボファン]]×2基&br;([[推力]]18.32kN)|
|[[巡航速度]]|816km/h([[TAS>真対気速度]])|
|[[航続距離]]|3,441km|
|[[上昇限度]]|13,716m|
|[[上昇率]]|17.78m/s|
~
|>|CENTER:''サイテーション/VI''|
|乗員|2名|
|乗客数|6〜9名|
|全長|16.9m|
|全高|5.12m|
|翼幅|16.31m|
|翼面積|29|
|アスペクト比|9.17|
|空虚重量|5,357kg|
|運用空虚重量|5,534kg(サイテーション掘&br;5,316kg(サイテーション察|
|最大離陸重量|9,980kg(サイテーション掘&br;10,183kg(サイテーション察|
|[[エンジン]]|サイテーション掘Дャレット TFE731-3B[[ターボファン]]×2基&br;サイテーション察Дャレット TFE731-4Rターボファン×2基|
|[[推力]]|TFE731-3B:16.2kN(3,650lbf)&br;TFE731-4R:18.2kN(4,080lbf)|
|最高[[速度]]|909km/h|
|[[巡航速度]]|874km/h(最高)&br;881km/h(サイテーション察|
|[[航続距離]]|4,348km(乗員2名と乗客4名)&br;4,110km(乗客6名)(サイテーション察|
|[[上昇限度]]|16,000m|
|[[上昇率]]|19.33m/s(サイテーション掘&br;22.57m/s(サイテーション察|
~
**主なバリエーション [#ebc95db8]
***[[直線翼]]モデル [#x084ff68]
-モデル500 サイテーション(サイテーション500):~
初期モデル。当初は「ファンジェット500」という仮称名で開発された。~
「ジェット機より安い価格」「[[ターボプロップ]]よりも速い[[巡航速度]]」「[[双発>双発機]][[プロペラ>レシプロエンジン]]機の技量で操縦でき、運航費や整備費が最小限の手軽なジェット機」を目指して開発された。~
エンジンは[[プラット・アンド・ホイットニー>プラット&ホイットニー]]製JT15D-1[[ターボファン]]を2基搭載。~
~
--サイテーション機~
500の改良型。~
主翼スパンを14.4mに延長し、最大[[離陸]]重量を増加。[[リバーススラスト>逆噴射装置]]を搭載。~
~
-モデル501 サイテーション/SP:~
[[パイロット>エビエーター]]一人での操縦を可能にした最初のモデル。~
~
-モデル550 サイテーション供~
500型のストレッチモデル。~
機体を1.2m延長し、[[キャビン]]を拡大した他、[[主翼]]スパンをサイテーション気陵稈婆未里泙浣篦垢靴拭~
これによって[[燃料]]搭載量が増えて[[航続距離]]が伸びた。~
エンジンはP&W JT15D-4に換装している。~
~
--T-47:~
サイテーション兇[[アメリカ海軍]]がレーダーシステムの訓練用として購入したもの。~
~
--OT-47:~
[[アメリカ国防総省]]が麻薬捜査用として導入したもの。~
~
-モデル551 サイテーション/SP:~
[[パイロット>エビエーター]]一人での操縦に対応したモデル。~
最大離陸重量が5,670kgに抑えられた。昼夜間の[[計器飛行]]が可能。~
~
-モデル550B サイテーション・ブラボー:~
小型のサイテーションジェット(Model 525)とサイテーション垢両ι淵薀ぅ鵐淵奪彎紊離ャップを埋めるために登場した兇硫良型。~
胴体関係や主翼構造はサイテーション兇畔僂錣蕕覆い、[[ランディングギア]]が改良されて地上での取扱が容易になった。~
エンジンはプラット&ホイットニー・カナダ PW503Aを搭載し、離陸重量・巡航性能が向上している。~
~
***第2世代の直線翼を備えたストレッチモデル [#i4ef0a93]
-モデル S550 サイテーションS/供~
兇僚箙卆能の向上に主眼を置き、主翼を改良したモデル。~
~
--モデル560 サイテーション后~
サイテーションS/兇瞭溝留篦昂拭~
エンジンはP&W JT15D-5A(推力1,315kg)を搭載。~
~
-サイテーション・ウルトラ:~
サイテーション垢硫良型。~
全面的に設計が見直され、[[キャビン]]、操縦系統、[[計器盤>計器]]などの全てが改良されている。~
エンジンはP&W JT15D-5Dに換装、推力が1,380kgに増加し、巡航速度と航続性能が向上している。~
~
--UC-35A:~
サイテーション・ウルトラを[[アメリカ陸軍]]が[[輸送機]]として購入したもの。~
~
--UC-35C:~
A型同様、[[アメリカ海兵隊]]が購入したもの。~
~
-サイテーション・アンコール:~
ウルトラをベースにエンジンをPW535Aに換装した型。~
高効率化によって燃料搭載量(2,637kg→2,403kg)を減らした分[[ペイロード]]を増加することが可能になった。~
~
--UC-35B:~
サイテーション・アンコールを[[アメリカ陸軍]]が[[輸送機]]として購入したもの。~
~
--UC-35D:~
B型同様、[[アメリカ海兵隊]]が購入したもの。~
~
-サイテーション・アンコール+:~
アンコールの改良型。[[FADEC]]を搭載し、[[アビオニクス]]を再設計した。~
~
***第二世代直線翼の太胴モデル [#gc6a0da6]
-モデル560XL サイテーション・エクセル:~
サイテーション・アンコールのテーパー主翼にサイテーション靴瞭溝里鯀箸濆腓錣擦織皀妊襦~
エンジンはPW545Aを搭載し、経済性と巡航性能は更に改善されている。~
~
-サイテーションXLS:~
エクセルの発展型。~
~
-サイテーションXLS+:~
[[FADEC]]を搭載し、[[アビオニクス]]を更新したモデル。~
~
***[[後退翼]]モデル [#ic6a7c6c]
-モデル650 サイテーション掘~
全く新設計された高速中型機。~
高高度ではクラス最速(最大運用速度[[マッハ]]0.83)。~
~
-サイテーション検~
靴硫良型として提案されたが、セスナ社自身により中止。~
~
-サイテーション此~
アビオニクスの変更や内装デザインのカスタム対応を行わないことによる、靴猟祺然僻如~
~
-サイテーション察~
靴硫良型。~
さらに飛行性能を高め、強力なギャレットTFE731-4[[ターボファン]][[エンジン]]を装備し、上昇性能と速度性能が良くなった。~
~
-モデル750 サイテーション勝~
[[後退翼]]を持ち、大西洋横断が可能な[[航続距離]]を誇る高速機。~
[[巡航速度]]は[[マッハ]]0.92とモデル中最速。~
[[超音速旅客機]]「[[コンコルド]]」の退役後は世界最速の民間航空機でもあった(2008年に[[ガルフストリームG650]]が記録を更新)。~
~
-モデル680 サイテーション・ソヴリン:~
サイテーション召瞭溝里魃篦垢掘⊃契澤廚離后璽僉璽リティカル翼、PW306Cターボファンエンジンを装備したモデル。~
「最も安く、最も大きく、最も遠くまで飛べる中型機」として発売。~
日本でも[[JAXA]]が飛行実験機として導入した([[機体記号]]:JA68CE。[[愛称]]は「飛翔」)。~
~
--モデル680A サイテーション・ラティチュード:~
サイテーション・ソヴリンをベースにした改良型。~
ソヴリンの康価版で、キャビン容積を縮小し(客席数12→9)航続距離も若干短くなっている。~
日本では[[航空自衛隊]]が[[飛行点検隊]]が[[汎用機]]「U-680A」の名で採用した。~
日本では[[航空自衛隊]]が[[飛行点検隊]]で用いる飛行点検機「U-680A」の名で採用した。~
~
--モデル850 サイテーション・コロンバス:~
大陸間横断が可能な航続性能とさらに大型化されたキャビンの快適性を追求したモデル。~
2009年開発中止。~
~
-モデル700 サイテーション・ロンジチュード:~
大西洋横断が可能な航続性能とキャビンの快適性を追求したモデル。~
日本では2022年6月、[[型式証明]]が発給され、国土交通省に1機が納入された([[機体記号]]:JA701G)。~
~
***新しい小型のサイテーション [#w3b413f3]
-モデル525 サイテーション・ジェット:~
当初のサイテーション500のコンセプトに立ち返り「エントリーモデル」として開発された小型機。~
~
--CJ1:~
サイテーション・ジェットの改良型。~
機体寸法はそのままに最大離陸重量を増加してフルタンク、パイロット+乗客3名の搭乗が可能になった。~
~
--CJ1+:~
CJ1の改良型。新しいエンジン、アビオニクス、[[FADEC]]を搭載。~
~
--モデル525A CJ2:~
CJ1の胴体延長型。~
主翼スパンを広げ、キャビンを1m延長、乗客6人がゆったり座れるようになった。~
エンジンの出力強化によって、13,000m以上の高々度をCJ1よりも速い740km/hの巡航が可能。~
~
--CJ2+:~
CJ2の改良型。性能を向上し、アビオニクスを改善、[[FADEC]]を搭載。~
~
--モデル525B CJ3:~
CJ2の拡張型。~
~
--CJ3+:~
CJ3の改良型。~
~
--モデル525C CJ4:~
CJ3の拡張型。~
エンジンをウイリアムズ FJ44-4に換装し、主翼をサイテーション・ソヴリンのような浅い角度の後退翼へと変更した。~
また、[[コックピット]]・[[ウインドシールド>風防]]のフレームワークを全面的に改良、これまでの[[ブリードエア]]による除氷は廃止された。~
~
***VLJクラス [#v3cc3309]
-モデル510 サイテーション・マスタング:~
サイテーション・ジェットよりさらに小型軽量な超軽量ジェット機(Very Light Jet,VLJ)。~
伝統的なサイテーションの性格を引き継いでおり、VLJクラスにおいては比較的大型な方に属する。~
~

IP:118.14.32.153 TIME:"2022-11-26 (土) 12:44:44" REFERER:"http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/107.0.0.0 Safari/537.36"

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