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[[ボーイング]]社が無人[[戦闘攻撃機]]を目指して開発した[[実験機]]。

1996年、[[国防総省>ペンタゴン]]防衛高等研究計画局(DARPA)が米空軍と共同で開始した[[UCAV-AF>UCAV]]計画で、ボーイングが「未来航空機技術機能強化計画開発企業」に選定されたことに始まる。~
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あらかじめ飛行ルートをプログラミングする事で、[[GPS>全地球測位装置]]・[[慣性航法装置]]と高性能な人工知能によって自律飛行が可能であり、攻撃目標を急遽変更する事もできる。~
この人工知能は衛星を使って各種脅威情報を入手し、[[燃料]]残量を考慮した上で飛行ルートを自動で変更する事もできる。~
また、近距離では無線遠隔フライトシステムによる操縦が可能であり、それが不可能な場合は衛星を使った飛行制御も可能である。~
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初期飛行実験用のA型は16回の飛行実験に成功した。~
A型よりやや大きい初期生産型のB型、武器搭載量を更に増加させたC型、C型の仕様を一部変更したCN型などが考案され、B型は実際に爆弾投下実験を成功させた。~
しかし、その後の方針変更により全タイプ開発中止された。

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