【X-32】 †
JSF計画に伴いボーイング社が試作した実験機(概念実証機)。ロッキード社のX-35と比較の結果不採用となった。
ステルス性確保のために戦闘機には珍しいデルタ翼を採用しているのが大きな特徴の一つである。
また、排気を下方に偏向する方式で垂直着陸が可能である。しかし、この方式では排気に含まれる熱によって滑走路をいためる可能性があり不採用の原因の一つとなった。
その他に推力がX-35に比べて少ないこと、ギアを下ろした状態で兵器の投棄をおこなうとギアを損傷する可能性があることなども不採用の原因となった。