*&ruby(えっくすにじゅうきゅう){【X-29】}; [#ua439020]
ATD(Advanced Technology Demonstrator).~
[[NASA]]が行なっている[[航空機]]の研究開発の一つ、[[前進翼]]における先導技術実験のために作られた実験機。 ~
操縦系統にはデジタル[[フライバイワイヤー]](DFBR)を採用し、スーパー・クリティカル型の前退主翼とクローズカップルド・[[カナード>先尾翼]]、主翼後縁の[[ストレーキ]]
・[[フラップ]]の三舵操縦により、高い機動性と安定性を誇る。~
特に、失速特性や高[[AOA>迎え角]]での[[ロールレート]]に優れていることが実証された。~
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経費削減の為に機体は既存の機体([[F-5]](胴体)、[[F-16]](降着装置)、[[F/A-18]](エンジン)、[[A-6]](油圧系))の部品を流用して製造された。~
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現在は試験プログラムを終えて退役しており、国立アメリカ空軍博物館(1号機)・ドライデン飛行研究センター(2号機)・国立航空宇宙博物館(フルスケールモデル)に展示されている。~
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**スペックデータ [#vcce1876]
乗員:1名~
全長:14.66m~
全幅:8.29m~
全高:4.3m~
空虚重量:6,170kg~
最大離陸重量:7,990kg~
[[エンジン]]:GE製 F404-GE-400 [[ターボファン]]([[推力]]7,258kg([[A/B>アフターバーナー]]使用時))×1基~
燃料搭載量(機体内):2,214リットル~
最高速度:マッハ1.6~
実用上昇限度:15,240m~
武装:なし~
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