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【VM-T】 †
VM-T《Атлант》(アトラント(アトラス))規格外大型貨物輸送機。
ミヤシチョフ設計局(OKB)が開発したM-4「バイソン」戦略爆撃機をベースとして開発された超大型貨物輸送機。
NATOコードは付けられていない。
主に規格外貨物(宇宙ロケット「エネルギア?」やソビエト版スペースシャトル「ブラン」など)を工場からバイコヌール宇宙基地まで運搬していた。
機体設計は爆撃機型のM-4を空中給油機型に改修した3MN-2 (3МН-2)“バイソンC”に順じており、背面に大型貨物を載せる構造となっている。
垂直尾翼は水平尾翼の両端に双垂直尾翼として取り付けられており、超重量・大容積の貨物を搭載する都合上、M-4では唯一フライバイワイヤーが導入されている。
そのM-4爆撃機の上にそのままタンクを載せたようなスタイルはあまりにも奇抜であったため、世界中の航空会社からいい意味でも悪い意味でも注目を集めた。
実際、西側諸国が製作した同種の輸送機は空力学的に凝った機体形状を持っていてなお、貨物搭載時には操縦性が極端に悪化する。なればこそ、この奇抜なスタイルを持つ輸送機が奇異の目で見られる事になった。
その事から考えると、VM-Tの貨物運搬時の操縦性は極めて劣悪であったと思われる。
また、貨物を何も搭載しない場合は逆に大型の垂直尾翼によって安定性が高くなりすぎるために、離着陸時には横風に機体後部が煽られやすく非常に危険であったという。
現在では後継であるAn-225"ムリヤ"に交代し、小型のカプセルを搭載して補助的な輸送業務を行っている。