【UYK-20】(ゆーわいけーにじゅう)

アメリカ海軍の艦載用サブコンピュータ。
主にUYK-7とともに搭載されたが、フリゲートなどの小型の艦では本システムをメインに据えることがある。

UYK-20は、当初、中小規模システムへの組み込み型コンピュータとして開発された。
これはターター・D・システム?の開発など米海軍内でシステム化が進んでいたためで、UYK-7ほどではないが、小型で高性能なシステムが要求されたのである。

こうして1970年代に制式化されたUYK-20は16ビットマシンでMSI(中規模集積回路)を搭載し、記憶容量は初期型でも64キロワード、改良型のUTK-20Aで262キロワードと、大型機であったUYK-7を凌ぐ性能を実現した。

このため、UYK-7の搭載ができない小型艦艇に本システムが搭載され、当初では予定されていなかったフリゲートや駆逐艦といった艦船へのNTDS(Naval Tactical Data System)の搭載が実現している。
(詳しくは海軍戦術情報システム?の項を参照)

しかし、1980年代になるとUYK-43UYK-44?の開発とともに、生産は終了した。

搭載艦


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