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【UFO】 †
Unidentified Flying Object(未確認飛行物体)
正体が何であるか判別されていない空中の物体。
その正体は目視確認やIFFの応答、配信された飛行計画などで判別される。
大抵の場合、その正体は航路を逸脱した航空機、他国の軍用機、あるいはミサイルである。
民間人が余興や悪戯などで無許可に飛ばした何か*1や、渡り鳥の群れである場合もある。
当然、必要とあらば対領空侵犯措置を取って対処する。
都市伝説としてのUFO †
自明の事だが、全てのUFOの正体が必ず判明するわけではない。
確認される前に見失って消息不明になったUFO、非公式な写真などの証拠しかないUFOもある。
そうしたUFOの「正体」が何か余人の想像を絶するものである、という都市伝説は古来より絶えない。
その「正体」については世界中で長く論争の的となっているが、概ねこのような仮説があげられている。
- 妖精・妖怪・精霊・悪魔の類
- 言うまでもなく、航空機が発明されるまではこれが最も有力な仮説であった。
- 天体
- 彗星のように唐突に消えたり現れたりする、奇妙な天体の一つでないか、という仮説もあった。
現代でも、ごく小さなUFOを未発見の、あるいは既知の天体と見誤るケースがある。 - 異星人の乗り物/タイムマシン
- サイエンス・フィクションで一躍有名になった仮説。
一般人が「UFO」という言葉に対して持つイメージに最も近い。
また、その搭乗者・作成者の正体についても千差万別のデタラメな仮説がある。 - 秘密計画
- 某国が秘密裏に運用する、存在が公表されていない秘密の兵器ではないか、という説。*2
現代では軍事用の人工衛星が想定される事が多い。
また、第二次世界大戦の頃には「フーファイター*3」として恐れられていた。 - 他国の偵察機
- 「仮想敵国による長距離偵察」という、比較的に現実的な仮説。
戦時中などの非常時には、明らかにあり得ない事例でもそのような解釈が行われる場合がある。 - 組織的捏造
- 何らかの陰謀*4によってUFOの目撃談が捏造された、という説。
この説の場合、UFOの「真の正体」を示す別の仮説とセットになって語られることが多い。 - 誤認
- 特定の自然現象や人工物が、一定の条件によって飛行物体に見えてしまう、という説。
荒唐無稽な言説に対する反論材料として提示される事も多い。 - イタズラ
- CGや特殊撮影による作り物。
一般に、「UFOを撮影した」と証する写真・映像はまず最初にこの可能性が疑われる。
関連:エリア51
*1 自動車にロケットエンジンを括りつけて飛ばして墜落する様を見物して楽しむなど、理解に苦しむ類の趣味人がごく少数ながら存在する。
*2 エリア51でUFOの目撃証言が多いのは、ここで新型の航空機の開発を行っていて、その試験飛行を目撃したためではないかとも言われている。
*3 foo fighter、「わけのわからない戦闘機」の意。
*4 およそ正気の人間が発想したものとは思えない内容であるため、詳細については割愛する。