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【UFO】 †
日本語では「未確認飛行物体」と呼ばれ、その名のとおり、空中にあって正体が何であるか判明しない物体のこと。
広義には(たとえば目視確認やIFFの応答、配信された飛行計画などで)それが何であるかを確認できなければ、どのような物体でも「UFO」となりうる。
(フィクションでしばしば取り上げられることから)「異星人の乗り物」と同じ意味で使われることが多いが、これは正しくない。
実際、軍隊ではレーダーが空中で捕捉した素性不明の反射物を(上記のような手段で)確認できるまで「未確認飛行物体」として扱っている。
何らかの理由で航路を逸脱した航空機や他国の偵察機、あるいはミサイルである可能性もあるため、対領空侵犯措置を取って対処する。
その「正体」が何であるかという点については、世界中の人々の間で長く論争の的となっているが、概ねこのような仮説があげられている。
- 異星人の乗り物説
サイエンス・フィクションにおける「UFO」とはおおむねこれのことを指している。
いろいろな作品で取り上げられたことから、一般人が「UFO」という言葉に対して持つイメージにもなっている。*1
また、ここから派生したものとして「異星人の惑星探査機」*2という説もある。 - 誤認説
特定の自然現象や人工物が、見方によってそのように見えてしまう、という説。 - 軍事兵器説
特定の国が極秘裏に開発した秘密兵器である、とする説。
(殊にアメリカでは、後記参考リンクの「エリア51」とセットで語られることが多い) - 他国の偵察機説
冷戦時代、アメリカの仮想敵国であったソ連は、米軍の対応能力を調べるためしばしば長距離偵察機を本土へ向けて飛ばしていた。
そうして接近を試みた機体は、当然対領空侵犯措置の対象となるが、軍が確認する前に逃亡した機体は広義の「UFO」として処理される。 - タイムマシン説
- 組織的捏造説
- イタズラ
CGや特撮による作り物。
関連:エリア51
*1 余談ながら、某インスタント食品メーカーが販売しているカップ焼きそばにもこの名前がついており、(「異星人の乗り物」としての)UFOをイメージしたパッケージデザインをしていたが、これは当のメーカーによると「うまい・太い・大きい」の略であるという。
*2 実際、地球からもNASAの「ボイジャー計画」などの形で、太陽系外の惑星へ向けた探査機が飛ばされている。