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*&ruby(えっくすてぃーえすに){【XTS2】}; [#i78d9ab5] [[三菱重工業]]株式会社で製造されている[[ターボシャフト]]エンジン。~ [[OH-1]]に搭載されている。~ *&ruby(てぃーえすいち){【TS1】}; [#i78d9ab5] TS1-M-10.~ ~ [[三菱重工業]]株式会社で製造されている[[ターボシャフト]][[エンジン]]。~ [[川崎>川崎重工業]]・[[OH-1]][[観測ヘリコプター]]に搭載されている。~ ~ [[OH-1]]に搭載されているTS1エンジンをベースに、圧縮機の2段化や出力タービンの2段化、高圧タービンの冷却性能向上などによる燃焼器出口温度の高温化によってTS1より約45%高い出力を出すことができる。~ また、入口異物分離装置や赤外線放射低減装置も採用している。~ [[OH-1]]の[[オーバーホール]]間隔を延長する研究の一環として改良が行われた。~ 改良型の圧縮機・高圧タービン・出力タービンなどを搭載した改良型エンジンはTS1-M-10Aと呼ばれる。~ また、[[防衛省]][[技術研究本部]]を中心に平成18年よりTS1の出力を増強する「中大型ヘリコプター用エンジンの研究」としてTS1をベースにした[[XTS2]]エンジンを試作している。~ ~ ライフサイクルコストの低減や整備性を向上させるため、TS1との部品共通化や燃費の向上がおこなわれた。~ XTS2では新規部品は15%ほどでTS1との共通部品は35%、スケールアップ部品は50%程となっている。 また、TS1-M-10を基に民生用のMG5が開発されており、同社の[[MH2000]]に搭載された。~ [[ヘリコプター]]を[[エンジン]]ごと同一企業内で製造することは世界的に見ても珍しかったが、[[MH2000]]は試作機の[[墜落]]問題や受注不振によりごく少数が製造されたにとどまっている。~ **スペックデータ (TS1-M-10) [#s2c2e220] 寸法((赤外線放射抑制装置及び入口異物分離装置除く)):990mm×460mm×610mm~ 出力:約659kW(884shp)~ 燃料消費率:約0.30kg/kW/hr((海面上静止標準大気状態))~ タービン入口温度:1170℃ 重量:152kg~ **スペックデータ[#s2c2e220] |>|CENTER:''TS1-M-10''| |寸法(([[赤外線]]放射抑制装置及び入口異物分離装置除く。))|990mm×460mm×610mm| |重量|152kg| |出力|約884shp/659kW&br;940shp(30分定格)&br;827shp(最大連続)| |圧縮機|遠心1段| |圧縮比|11| |燃料消費率|約0.32kg/kW/hr((海面上静止標準大気状態。))| |[[タービン入口温度]]|1170℃| ~ |>|CENTER:''TS1-M-10A''| |出力|約990shp| |燃料消費率|約0.31kg/kW/hr((海面上静止標準大気状態。))| |タービン入口温度|1145℃| |重量|155.6kg| ~ **派生型 [#k68d6077] -TS1:~ 初期生産型。~ ~ -TS1-M-10A:~ 改良型。~ 圧縮機・高圧タービン・出力タービンの改良により、耐久性と燃料消費率を向上しつつ運用コストを低減している。~ ~ -[[XTS2]]:~ TS1をベースにした高出力改良型。詳しくは項を参照。~ ~ -MG5-110:~ 民間型。~ [[MH2000]]に搭載された。~ ~