*&ruby(とう){【TOW】}; [#qd1adc39]
BGM-71 TOW（''T''ube‐launched、''O''ptically‐tracked、''W''ire‐guided ／ [[発射筒>キャニスター]]装填・[[光学>可視光誘導]]追尾・有線誘導）~
アメリカのヒューズエアクラフト社が1965年に開発し、[[アメリカ陸軍]]に採用された[[対戦車ミサイル]]。~
現在はレイセオン社が開発・生産を担当している。~
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主に[[歩兵]]による運用を想定され、特に[[機械化]]された[[部隊]]に多く配備されている。~
[[歩兵戦闘車]]や[[装甲兵員輸送車]]などの歩兵支援車両や、軍用[[ヘリコプター]]に搭載して用いる事が多い。~
人間が抱えて撃つ事は不可能だが、陣地に設営して支持架に固定すれば1人でも発射可能。~
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アメリカの他に日本やドイツ、イスラエルなど西側諸国の多くで配備されている。~
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関連：[[M2/M3ブラッドレー>M2（歩兵戦闘車）]] [[HMMWV]] [[M1134 ストライカーATGW>ストライカー]] [[M901 ITV>M113]] [[AH-1]] [[UH-1]]~
**スペックデータ [#zed25c1c]
|全長|1.174m（TOW2A）/1.168m（TOW2B）|
|直径|15.24cm|
|翼幅|35cm|
|発射重量|21.5kg|
|[[有効射程]]|65〜3,750m（TOW2A） / 200〜3,750m（TOW2B）|
|速度|360m/sec|
|推進方式|[[固体推進ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|[[エンジン]]|M114 2段式ブースター・サステナー[[ロケットモーター>ロケットエンジン]]|
|弾頭|[[成形炸薬弾]]（3.9〜5.9kg）|
|誘導方式|SACLOS（半自動指令照準線一致誘導）による有線誘導|
|発射機|M220|
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**主なバリエーション [#a86e831e]
-XBGM/BGM-71A：~
試作および初期生産型。~
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-BGM-71B：~
A型の改良型。~
射程が延長されている。~
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-BGM-71C ITOW（improved TOW、TOW改）：~
B型の改良型。~
[[炸薬>爆薬]]の改良が行われている。~
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-BGM-71D TOW2：~
C型の改良型。~
誘導装置とロケットモーターの改良および弾頭の大型化が図られている。~
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-BGM-71E TOW2A：~
D型の改良型。~
タンデム弾頭を採用している。~
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-BGM-71F TOW2B：~
D型の改良型。~
ホップアップによる[[上面攻撃>トップアタック]]性能が付加されている。~
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-BGM-71G：~
F型の派生型で[[徹甲弾]]を搭載する。~
試作品のみ。~
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-BGM-71H TOW Bunker Buster：~
E型の改良型でバンカーバスター型。~
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-TOW 2N：~
ワイヤレス型。採用されず。~
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-FOTT((Follow-on to TOW：TOW後継機))：~
後継装備。開発計画のみ。~
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-TOW-FF((TOW Fire and Forget, 撃ち放し式TOW))：~
開発中の[[撃ちっ放し能力]]を持つ型。~
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-TOW Aero：~
TOW 2B (BGM-71F) からの改良で射程の延長が図られている。~
旧名TOW 2B (ER）~
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-トゥーファン((ペルシア語で「暴風」などを意味する。))：~
イラン航空産業機構が設計（[[リバースエンジニアリング]]）した[[デッドコピー]]。~
イラン・シリア・ヒズボラで採用された。~
後継として[[徹甲弾]]搭載型のトゥーファン2も存在する。~
