【A-50】(えーごじゅう)

KAI/Lockheed Martin T-50"Golden Eagle"
大韓民国の航空機メーカー「韓国航空宇宙工業(KAI)」と米国ロッキード・マーチン社が共同開発した練習機
1992年から「KTX-2」の名称で開発が始まり、2002年に初飛行した。

胴体末尾にエンジンノズルを有するブレンデッドウィングボディの機体形状や垂直尾翼と水平尾翼・エアブレーキがノズルにかかるように配置されている点など、機体形状はF-16を小型化したような外見である。
しかし、練習機として低速時のハンドリングが重要になるため、F-16より各舵面の面積が拡大されており、それぞれの作動レートも大きく設定されている。

エンジンはF/A-18に搭載されているF404-GE-402?ターボファンエンジンを搭載している。

今後、韓国空軍のアクロバットチームである「ブラックイーグルズ」への配備分を含む60機が生産される予定である。
派生型として攻撃機型のA-50(F/A-50)がある。

スペックデータ

乗員:2名
全長:12.98m
全高:4.78m
全幅:9.17m
重量:6,441kg
最大離陸重量:11,985kg
エンジン:GE F404-GE-102ターボファン推力53.07kN(クリーン)/79.1kN(A/B))×1基
最高速度:Mach1.5
実用上昇高度:14,630m
航続距離:1,851km

派生型

  • T-50:初期生産型。
  • T-50B:「ブラックイーグルズ」用の機体。スモークオイルタンクやカメラなどのアクロバット用の装備を持つ。
  • T/A-50:A-50とも呼ばれるLIFT機*1/攻撃機型。A-50を参照。


*1 戦闘機導入訓練機とも訳される兵器システムの訓練が可能な高等練習機

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