- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- SVD へ行く。
- 1 (2004-10-17 (日) 12:10:12)
- 2 (2004-10-17 (日) 12:22:49)
- 3 (2004-10-30 (土) 12:18:11)
- 4 (2004-12-01 (水) 11:25:04)
- 5 (2004-12-04 (土) 21:55:07)
- 6 (2004-12-18 (土) 00:12:49)
- 7 (2004-12-18 (土) 09:36:57)
- 8 (2004-12-18 (土) 18:57:13)
- 9 (2006-02-23 (木) 10:32:22)
- 10 (2006-07-23 (日) 17:31:27)
- 11 (2006-07-26 (水) 23:52:30)
- 12 (2006-07-27 (木) 10:21:13)
- 13 (2006-10-01 (日) 12:37:22)
- 14 (2006-10-23 (月) 13:19:11)
- 15 (2007-02-13 (火) 10:34:32)
- 16 (2007-05-08 (火) 12:07:42)
- 17 (2007-09-12 (水) 22:31:35)
- 18 (2008-09-01 (月) 10:07:14)
- 19 (2009-03-29 (日) 06:11:23)
- 20 (2010-01-03 (日) 04:37:07)
- 21 (2010-03-20 (土) 12:52:53)
- 22 (2011-02-17 (木) 20:15:34)
- 23 (2013-04-25 (木) 13:57:06)
- 24 (2014-01-19 (日) 21:57:39)
- 25 (2017-10-22 (日) 02:49:07)
- 26 (2017-10-22 (日) 08:07:52)
- 27 (2017-12-29 (金) 11:34:09)
- 28 (2020-05-02 (土) 19:18:04)
【SVD(СВД)】 †
1963年から旧ソ連軍(現ロシア軍)で採用されている狙撃銃。
名前が長いため、「SVD」「ドラグノフ」「ドラグノバ」など略称で呼ばれるのが普通。
設計者はイュフゲニー・フュドロビッチ・ドラグノフ博士。モシン・ナガンの後継として開発された。
設計思想はAK-47と類似し、弾薬も同じ7.62mm×54R弾。
形状は類似しているが、ガスチューブなどの形状が異なるため部品レベルの互換性はない。
前線の歩兵が携行する前提で設計されており、現在の分類ではマークスマンライフルに近い。
行軍の障害にならないよう軽量かつ頑丈に作られ、部品点数が少なく信頼性が高い。
この設計思想は命中精度・有効射程をいささか犠牲にしており、近代化改修を困難にもしている。
スコープは4倍のPSO-1スコープを標準装備とし、赤外線照射機能の付きのナイトスコープで夜間戦闘にも対応。
スコープ破損を想定して1,200m程度まで対応可能なアイアンサイトが設けられている。
また、スコープを使用した際の照準を容易にするため、銃床上部には着脱式のチークピース(頬あて)を装着できる。
公称される有効射程は800m程度。ただしロシア軍の想定では600m程度を有効戦闘距離とする。
他の狙撃銃ほど遠距離の精密狙撃を重んじておらず、市街で100m〜400m先にある複数の標的を狙う状況が想定される。
ロシア軍では分隊ごとに1丁のドラグノフが配備され、AK系自動小銃の届かない距離(300m〜と想定)に対処する。
西側の狙撃銃で限界距離から狙われると対処困難なため、より高精度のSV-98?狙撃銃も登場している。
SV-98?は全ての面でSVDの上位互換とは言えず、マークスマンライフルと狙撃銃として使い分けられている。
輸出は好調で、旧東側諸国の他イラク・イラン・北朝鮮・アフガニスタン・エジプト・リビア・アンゴラ等に輸出された。
また、中国製コピーである79式狙撃歩鎗がテロリストやゲリラにも不法に供給され、紛争地帯でよく目にする。
Photo:IZHMASH
備品 †
- PSO-1:
標準的な4×24倍スコープ。
夜間には照準線をバッテリーで点灯させることができる。
- PSOP:
8×42倍率のスコープ。
- NSP-2:
初期の暗視装置で、大掛かりな赤外線照射装置を使用した。
- 1PN-58(NSPMU-2):
第一世代の暗視スコープ。
- 1PN-51(NSPU-3):
第二世代のパッシブ式暗視スコープ。
- 銃剣:
一部のモデルには着剣装置が付属しており、AK用の銃剣を装着できる。
スペックデータ †
種別 | セミオートマチックライフル |
口径 | 7.62mm |
全長 | 1,225mm |
銃身長 | 620mm |
重量 | 4,310g |
ライフリング | 4条右回り |
装弾数 | 10発(箱型弾倉) |
使用弾薬 | 7.62mm×54R |
作動方式 | ガス圧利用(ショートストロークピストン)、ターンロックボルト |
銃口初速 | 830m/s |
有効射程 | 600m |
ドラグノフ系の派生モデル †
- ソ連/ロシア製
- SVD:
旧ソ連・ロシア生産型。純粋なSVDは珍しい。
- SVDS:
SVDの改良型。
外装にプラスチック樹脂を多数使用し、ストックも折り畳めるタイプになっている。
着剣装置は付いていない。
- SVD:
- SVDM:
近代化モデル。
7.62mm×51 NATO弾(.308)に対応した輸出モデルも生産されている。
- SVDK:
9.3mm×64弾に対応する近代化モデル。
外見はSVDKと同じくプラスチック樹脂製。
- SVU:
SVDの全長を短縮化し、ブルバップ化したモデル。
サプレッサーも装着できる。
- SVU-A:
SVUのフルオートモデル。
- SVU-A:
- タイガー:
主に猟銃として用いられるロシアの民間仕様型。
NATO制式の7.62mmx51弾(.308ウィンチェスター)も使用でき、口径によってマズルの形状が異なっている他、ストックも従来型とは違う。
- VS-121:
イズマッシュ社が開発したSVDベースのブルパップ式狙撃銃。
レシーバーはSVDのものを流用している。
改良点として、ハンドガードに4面ピカティニー・レールが搭載されている。
- 外国製
- FPK/PSL:
ロムテクニカル社(ルーマニア)が生産している発展型。
基本的な構造はSVDに近いが、外観や内部構造はAK-47に近い。
- 79式狙撃歩鎗/79式狙撃銃:
ノリンコ社(中国)のライセンス生産型。
狙撃時の精密度はロシア製より劣る。
- 85式狙撃歩鎗/79式狙撃銃:
79式狙撃歩鎗の発展型。
詳しい事は不明。
- NDM-86:
ノリンコ社の輸出モデル。
EM351は7.62mm×54R弾、EM352は7.62mmx51NATO弾を使用する。
- 85式狙撃歩鎗/79式狙撃銃:
- M91:
ツァスタバ社(旧ユーゴスラビア(現セルビア))生産の発展型。
- タブク狙撃銃:
イラク生産の発展型。
- FPK/PSL: