【SS-N-25】(えすえすえぬにじゅうご)

3M24"Uran"/3K60"Bal"/Kh-35
NATOコード:SS-N-25"Switch blade"/AS-20"Kayak"/SSC-6"Sennight"

ロシアのズヴェズダ設計局が開発した対艦ミサイル
アメリカのハープーンに性能が類似していることから、西側においては「ハープーンスキー」と通称される。

P-15(SS-N-2)の後継として開発され、1983年から開発が開始され、1995年に配備が開始された。
基本設計はハープーンに似ているが、ハープーンがサテスナーにターボジェットを採用しているのに対し、本ミサイルはターボファンを採用している。
誘導方式は慣性誘導+アクティブレーダー誘導終末誘導時)で、弾頭は145kgの成形炸薬弾頭である。

主な採用国

  • アルジェリア
    • ナヌチュカII級コルベット
  • インド
    • デリー級駆逐艦
    • ブラマプトラ級フリゲート
    • タランタル型コルベット
  • ベトナム
    • BPS500級ミサイル艇
  • ソ連/ロシア
    • 艦対艦型
      • マトカ型ミサイル艇(一部艇に試験装備)
      • カシン型駆逐艦「スメトリーヴイ」
      • ネウストラシムイ級フリゲート(2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」に搭載)
      • ステレグシュチイ級コルベット

スペックデータ

全長3.75m(空対艦)/4.40m(艦対艦および地対艦)
直径42cm
翼幅133cm
発射重量480kg(空対艦)/603kg(艦対艦および地対艦)
射程5〜130km
速度280〜300m/sec
飛行高度10〜15m(巡航)/3〜5m(終末)
推進方式ターボファン
速度マッハ0.8
弾頭成形炸薬弾(145kg)
誘導方式INS+ARH


派生型

  • 3M24「ウラン(SS-N-25「スイッチブレード」)」:
    艦対艦ミサイル型。

    • 3M24E:
      輸出型。

  • 3K60「バル(SSC-6"Sennight")」:
    地対艦ミサイル型。

  • Kh-35(AS-20「カヤック」):
    空対艦ミサイル型。

    • Kh-35E:
      輸出型。

    • Kh-35U:
      改良型。

      • Kh-35UE:
        U型の輸出型。

    • KN-09:
      U型の北朝鮮でのコピーモデル。

  • Kh-35V:
    ロシア向けのヘリコプター搭載型。

    • Kh-35VE:
      V型の輸出型。

    • Kh-35UV:
      V型の射程延長型(130〜300km)。
      ベトナムとロシアで採用されている。


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