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*&ruby(えすえすえぬに){【SS-N-2】}; ロシア名:P-15, P-15M, P-20M Rubezh, P-22~ [[NATOコード]]:SS-N-2 Styx, SSC-3 ~ ソ連の初期の中距離[[対艦ミサイル]]。~ 羽や誘導装置を改善したP-15M、燃料を変更したP-20M、[[シーカー]]搭載のP-22などいくつものバージョンがある。 *&ruby(えすえすえぬに){【SS-N-2】}; [#s59b7bca] なんといってもこのミサイルを有名にしたのは[[エイラート号事件]]であろう。1967年10月21日、イスラエルの駆逐艦エイラートがエジプト軍によるミサイル攻撃を受け3発のミサイルによって撃沈された事件である。この事件は[[フォークランド紛争]]における[[シェフィールド]]撃沈と並んで[[対艦ミサイル]]が艦船にとってどれだけの脅威であるかを現在に至るまで示している。なお1973年の[[贖罪日の戦争]](ヨムキプル戦争)においてもこのミサイルはエジプトシリア両軍によって52発発射されたが、このときはミサイルの一つが76mm砲で撃ち落されるなど戦果は挙がらなかった。~ ソ連が開発した中距離[[対艦ミサイル]]。~ ソ連では「テルミート」と呼ばれ、[[NATOコード]]ではSS-N-2「スティクス」と呼ばれる。~ 1954年に開発を開始し、1959年から配備が開始された。~ 主に、カシン級駆逐艦、コニ級フリゲート、タランタルI/II級コルベット、ナヌチュカ級コルベット、オーサI/II級高速ミサイル艇、[[マトカ型]]ミサイル艇に搭載されている。 ~ 参考) GlobalSecurity.org (英語 写真有)~ http://www.globalsecurity.org/military/world/russia/ss-n-2.htm~ 実戦運用では、[[エイラート事件]]や[[ラタキア沖海戦]]が有名。~ ~ ,スペック(上記GlobalSecurity.orgより要約・訳) ,,速度,重量(ブースター無),射程 ,SS-N-2a,マッハ0.9, 2300kg,5.5〜45km ,SS-N-2b,マッハ0.9, 2300kg,5.5〜80km ,SS-N-2c,マッハ0.9, 2500kg,5.5〜85km ,SS-N-2d(P-22),マッハ0.9, 2600kg,5.5〜100km ソ連のほか、中国やイラクなどに輸出され、中国ではこのミサイルをベースに[[SY-1]]が開発されている。~ **スペックデータ [#l8e8c3f1] |全長|5.2m(SS-N-2A)&br;5.8m(SS-N-2B)&br;6.5m(SS-N-2C/D/E)| |直径|76cm(SS-N-2A/B)&br;78cm(SS-N-2C/D/E)| |翼幅|2.75m| |発射重量|2,100kg(SS-N-2A)&br;2,300kg(SS-N-2B)&br;2,500kg(SS-N-2C/D/E)| |射程|35km(SS-N-2A)&br;40km(SS-N-2B)&br;80km(SS-N-2C/D/E)| |速度|[[マッハ]]0.9| |推進方式|液体燃料ロケット、固体推進ロケットモーター(ブースター部)| |エンジン|SPRD-30モーター(ブースター部)| |[[ペイロード]]|350kg(SS-N-2A)&br;450kg(SS-N-2B)&br;513kg(SS-N-2C/D/E)| |弾頭|[[HE>榴弾]] 成形炸薬弾頭(350〜513kg)| |誘導方式|オートパイロット、[[アクティブレーダー>アクティブレーダー誘導]][[シーカー]]| ~