【SB2C】(えすびーにしー)

カーチス?社が SBD の後継として開発したアメリカ軍艦上爆撃機。 愛称は Helldiver(ヘルダイバー)

小型空母での運用を可能にするため胴体が短く、また空冷エンジンの搭載もあって非常にずんぐりした外観をもつ。
航続距離や最大速度こそ SBD を上回っていたものの、機体構造が貧弱で、致命的な程に安定性?も悪く、大馬力エンジンから発生するトルクも相まって米海軍で最も着艦の難しい艦上機となってしまった。
逐次改修されたものの、兵士たちから「Son of a Bitch 2nd Class の略だ」などと陰口を叩かれる程の、基礎設計に起因する欠陥は最後まで改良できなかった。
しかし、他に適役がなかったこともあり、登場した太平洋戦争後期に日本艦艇を多数撃沈する活躍をみせ、最終的に7000機を越える生産がされた。

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