- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- SA-9 へ行く。
- 1 (2004-06-28 (月) 20:44:52)
- 2 (2004-06-28 (月) 20:47:42)
- 3 (2004-08-01 (日) 08:16:25)
- 4 (2004-08-01 (日) 08:17:14)
- 5 (2004-11-17 (水) 18:01:02)
- 6 (2004-11-17 (水) 18:12:13)
- 7 (2004-11-26 (金) 20:17:23)
- 8 (2007-09-12 (水) 22:31:22)
- 9 (2008-07-09 (水) 00:19:58)
- 10 (2009-02-25 (水) 15:22:10)
- 11 (2009-11-13 (金) 18:46:08)
- 12 (2009-12-23 (水) 19:17:19)
- 13 (2012-08-28 (火) 19:22:54)
- 14 (2013-05-27 (月) 21:42:09)
- 15 (2013-06-01 (土) 09:53:57)
- 16 (2014-01-24 (金) 12:34:46)
- 17 (2014-04-15 (火) 18:09:10)
- 18 (2014-04-22 (火) 19:20:19)
【SA-9】 †
旧ソ連軍が開発した初期の自走式短射程地対空ミサイルで、本家ロシアでは「9k31ストレラ1」、NATOコードでは「SA-9ガスキン」と言う。
開発は1960年代初期で、1966年から量産化。SA-9は、従来から有るBRDM-2?水陸両用偵察車の台車を使用し、砲塔部分に発射機を設置した*1ため、開発時間を大幅に短縮する事が出来た。
ミサイルは赤外線誘導方式でコンテナに搭載されており、最高4発搭載可能*2。
乗員は車長、操縦手、ミサイル操作要員の3名で、空気清浄機とNBC防護装置を装備し、放射能や生物兵器、化学兵器で汚染された地域での行動も可能である。
初期のタイプは第1世代の非冷却型シーカーを使用しているため、後方でしかも晴天時しか使用出来ないので、攻撃に関してはかなり制限がある。
さらにレーダーは搭載していないため、レーダーでの索敵はフラット・ボックスAレーダー搭載車両(索敵距離30km)又はZSU-23-4「シルカ」自走対空機関砲のガンディッシュ・レーダーとのリンクが必要である。ちなみに、単独での場合は視認での攻撃に限られる。
最大射程は4kmで、地対空ミサイルの中ではかなり射程が短い。
このように性能が低いSA-9だが、輸出の方は好評でイラク・エジプト・シリア・リビア・アルジェリア・ベトナム・インド・イエメン・ハンガリー・アンゴラ・旧ユーゴスラビア・旧東ドイツ等に輸出された。
現在ロシア軍は全て退役し、SA-13に機種変換されている。
実戦ではSA-8と同じくレバノン侵攻?が初だが、撃墜には至らず、後にイスラエルに捕獲されている。
他にはイラン・イラク戦争や湾岸戦争・コソボ紛争?で使用されたが、多数が撃破されている。
コソボ紛争?では旧ユーゴスラビア軍がNATO軍のUAVを1機撃墜した。
性能諸元(発射機) †
全長:5.75m
全幅:2.35m
全高:2.31m
戦闘重量:7t
エンジン:GAZ-41ガソリン・エンジン(出力140hp)
登坂力:60%
最大速度:95km/h(路上)
航続距離:750km
装甲:14mm(車体前面)
携行弾数:6発
乗員:3名
兵装:2連装9M31対空ミサイル発射機2基
性能諸元(ミサイル) †
全長:1.8m
発射重量:32kg
有効迎撃高度:10〜6100m
有効射程:560〜8000m
推進方式:固燃ロケットモーター
誘導方式:赤外線誘導(パッシブ式)
SA-9ガスキンの主な種類。 †
- 9k31ストレラ1 :初期型。第1世代の非冷却型シーカーを使用する。
- 9k31Mストレラ1M:誘導面が強化され(冷却型シーカーの搭載等)、前方攻撃が可能となった型。
関連:SA-13、