- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- SA-2 へ行く。
- 1 (2004-11-24 (水) 21:20:05)
- 2 (2007-09-12 (水) 22:31:20)
- 3 (2008-06-19 (木) 23:51:53)
- 4 (2008-08-23 (土) 22:54:15)
- 5 (2009-02-25 (水) 15:44:04)
- 6 (2009-02-25 (水) 22:38:18)
- 7 (2009-05-08 (金) 12:25:12)
- 8 (2009-07-24 (金) 12:44:53)
- 9 (2010-10-31 (日) 00:37:37)
- 10 (2012-08-27 (月) 10:01:51)
- 11 (2013-05-26 (日) 11:51:59)
- 12 (2013-05-26 (日) 21:22:03)
- 13 (2013-05-27 (月) 21:25:22)
- 14 (2014-01-23 (木) 21:35:02)
- 15 (2014-01-24 (金) 11:51:39)
- 16 (2014-04-11 (金) 22:26:35)
- 17 (2014-04-26 (土) 18:16:38)
- 18 (2014-04-26 (土) 23:16:18)
- 19 (2014-05-09 (金) 21:44:36)
- 20 (2016-04-26 (火) 10:21:31)
- 21 (2022-01-30 (日) 07:44:33)
【SA-2】
SA-2は旧ソ連が開発した初期の固定式中距離地対空ミサイル。
NATOコードではSA-2「ガイドライン」、ロシア国内ではV-75・S-75と言う。元々固定式として開発されたSA-2は、固定式発射機と移動式レーダー車・補給車・指揮車・電源車・通信車・整備車等で構成。レーダー車はスプーンレスト早期警戒レーダー(中隊レベルで保有)とサイドネット測高レーダー(連隊レベルで保有)・ファンソングレーダー(中隊レベルで保有)の三種類が存在し、どれかが欠けた場合でも運用する事は出来ない。
運用方法は、まずスプーンレストとサイドネットが目標を捕捉し識別する。敵機と判断した場合その情報(有線か無線で行なう)をファンソングと指揮車が承諾しミサイルを発射、指令誘導?で目標を追尾し近接信管で撃墜するといった方法である。命中率はECM等の妨害が無ければかなり高いと言われているが、詳しい事はよく分かっていない。なおミサイルの最大速度はマッハ3.0、迎撃高度は最高で28,000m、最大射程は30〜50kmと言われている。
実戦ではゲーリー・パワーズ事件で、当時撃墜不可能を言われたU-2を撃墜すると言う衝撃的なデビューを飾った。その後キューバ危機・ベトナム戦争・第三次中東戦争・第四次中東戦争・第二次印パ戦争?・湾岸戦争等に実戦投入され、イスラエル軍機やアメリカ軍機と壮絶な死闘を繰り広げた。初期では勝っていたSA-2だがのちに対SAM用ECMが登場すると命中率はたちまち低下。ベトナム戦争の例で言えば、命中率は2%となっている。
輸出の方は好調で、中国・旧北ベトナム・アルバニア・シリア・エジプト・シリア・北朝鮮・イラク・旧ユーゴスラビア・ポーランド・キューバ・インド・リビア等に輸出され、中国(紅旗2)・イラク(V-75…旧ソ連の物とは別物)・インド等では独自の改良型を製作した。現在は当時よりは数は少ないものの、まだまだ世界各地で使用されている。
関連:ゲーリー・パワーズ事件 地対空ミサイル SA-1?、