【S-37】(えすさんなな)

通称Berkut(ベルクト)。露【БΕРКУТ】

スホーイ設計局が中国からのSu-27ライセンス料を元に自社開発、1997年9月に初飛行した前進翼実験機
同じ前進翼実験機X-29に影響され、開発されたものと思われる。
Berkut(ベルクト)はロシア語の"Ber-koot"(金色の鷲)から由来。
ちなみに、カタカナ表記でベルクートとされることが多々あるが、発音するとベールクトに近い音になる。

機銃、兵装を収納するウェポンベイを持つが、空対空ミサイル等の運用能力までは持っていない。
当初はウェポンベイや機体デザインなどの特徴からステルス戦闘機ではないかとされたが、
その後の分析などから先に挙げた特徴とステルス性は無関係であるとされている。
エアショーなどでは幾度も登場しているが、これは実験・デモンストレーション機のようで
実戦配備される予定はなさそうである。

また名称がSu-37に近似しているが、全く別物の機体である。
なお、現在では正式名称はSu-47に改名されている。

余談として、S-37登場時にテレビアニメ「マクロス7」に登場する可変戦闘機「VF-19 エクスカリバー」と外見が似ているとして*1ファンの間で話題となった。

http://www.testpilot.ru/russia/sukhoi/s/37/images/s37-1.jpg
http://www.robotechresearch.com/rpg/vehicles/ebsis/sukhoi_s_37/sukhoi_s_37.html


*1 同じ双発前進翼機であることを始め、デザイン上の共通点がモチーフとなったX-29より多く存在する事から

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