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*&ruby(あーるえむななじゅう){【RM-70】}; [#z6dcc4e1]
チェコスロバキアが1972年に開発した[[自走ロケット砲]]（[[多連装ロケットシステム]]）。~
チェコスロバキアが1972年に開発した[[自走ロケット砲>自走砲]]（[[多連装ロケットシステム]]）。~
[[BM-21]]の派生型である。~
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発射機搭載車両はオリジナルのUral-375D 6×6トラックから、国産のタトラ813 8×8トラックに変更している。~
また、運転席周りの[[キャビン]]に[[装甲]]が施された上に、前部のガラスには防炎と防弾のためのシールドが装備され、BM-21よりも小火器の銃弾や[[榴弾]]の破片からの防御性が向上している。~
その他、車体前部にT-813ブルドーザーブレードを設置することが可能である。~
なお、派生型のRM-70/85では装甲とシールドが撤去されている。~
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冷戦中はチェコスロバキア以外にも東ドイツ軍（統一後はギリシャに売却）やポーランド軍などでも運用され、冷戦終結後にチェコとスロバキアに分離した後も両国で運用が続けられているほか、アジアやアフリカ、南米などに輸出されている。~
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**スペックデータ [#zdd5c333]
|乗員|6名|
|全長|8.75m|
|全高|2.7m|
|全幅|2.5m|
|重量|5.5t|
|[[エンジン]]|[[タトラ]]T930-34 [[空冷>空冷エンジン]]V型12気筒[[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]（出力310hp）|
|懸架・駆動方式|8×8、ジョイントレス・スイングアクスルサスペンション|
|最高速度|85km/h（整地）|
|[[行動距離>航続距離]]|400km|
|武装|9P132 40連装122mm[[ロケット弾]]発射器×1基（予備ロケット弾40発）&br;[[Vz.59]] 7.62mm機関銃×1挺（[[キューポラ]]に装備）&br;[[RPG-7>RPG]]対戦車榴弾発射機×1挺&br;[[Vz.58]]自動小銃×4挺|
|武装|9P132 40連装122mm[[ロケット弾]]発射器×1基（予備ロケット弾40発）&br;[[Vz.59]] 7.62mm[[汎用機関銃]]×1挺（[[キューポラ]]に装備）&br;[[RPG-7>RPG]]対戦車榴弾発射機×1挺&br;[[Vz.58]]自動小銃×4挺|
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**派生型 [#pe6a86d3]
-RM-70：~
基本型。~
タトラT813がベースの基本型。~
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-RM-70/85：~
タトラT815がベース。~
タトラT815がベースの非装甲モデル。~
キャビン周りの装甲と防炎シールド、キューポラを省略した上にブルドーザーシールドの運用能力を外すなど、全体的に簡略化されている。~
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-RM-70/85M：~
アップグレード型。~
新型の[[火器管制装置]]とナビゲーション装置を搭載し、射程36kmのロケット弾の運用能力を付与した。~
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-RM-70 Modular：~
スロバキアとドイツが共同で立ち上げた、RM-70の[[NATO>北大西洋条約機構]]標準化改修計画。~
従来の122mmロケット弾と共に、[[M270「MLRS」>M270]]用M26 227mmロケット弾の運用能力を付与した。~
スロバキアでは26両を導入予定で、2005年に最初の1両を受領している。~
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