【RIM-156】(あーるあいえむひゃくごじゅうろく)

RIM-156 Standard Missile-2 Extended Range block 4(通称SM-2ERブロック4)
RIM-67?の後継として開発された艦対空ミサイル

RIM-67?が専用のMk10発射装置を必要とし、イージス艦に装備できないことから、垂直発射システムから発射できる中距離艦対空ミサイルとして開発された。
結果、RIM-67?よりもロケットブースターがコンパクトでありながら、RIM-67?よりも長大な射程を実現した。

なお発展型として、限定的な弾道ミサイル迎撃能力を持つSM-2ERブロック4Aが開発されていたが、航空機対艦ミサイル弾道ミサイルの両方に対応することは難しく、開発は一旦中止された。
しかし、SM-3との防空多層化と既存の100近いブロックIV型ミサイルを有効活用するために、新たに終末段階迎撃用ミサイルとしてブロックIV計画が復活した。
2006年5月には、アローミサイル(イスラエル)に似た弾頭を採用した改修型SM-2ブロックIVにて、SRBM型標的弾の迎撃実験に成功した。

現在では弾道ミサイル迎撃専用のRIM-161(SM-3)や、ブロックIVの後継となるRIM-174?(SM-6)が開発中である。

スペックデータ

全長7.9m
直径34.3cm
翼幅1.6m
発射重量1,341kg
射程120〜190km
高度24,400m
速度マッハ1.5+
推進方式2段式固体推進ロケットモーター
誘導方式セミアクティブレーダー誘導
弾頭HE連続ロッド(62kg)
信管近接信管



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