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【RIM-116】 †
RIM-116 Rolling Airframe Missile(RAM)
アメリカとドイツが共同開発した艦対空ミサイルシステム。
艦艇に接近する航空脅威、特に対艦ミサイルの撃墜を目的とするCIWSとして運用される。
弾体はサイドワインダー、シーカーはFIM-92を設計母体とする。
開発の経緯 †
開発当時、CIWSは機関砲で行われるものであり、ほとんどファランクスの同義語といって良いほどだった。
これに対し、対艦ミサイルは「超低空を超高速で飛行する」という方向性の進化によってCIWSに対抗。
事実、発見が遅れる事によって迎撃を行う時間的猶予を確保できなくなり、ファランクスは時代遅れになり始めた。
これだけであれば単に機関砲を大口径化すれば対応可能であったが、問題はそれだけに留まらない。
機関砲は複数の目標を同時に撃墜する事が構造的に不可能なため、多数のミサイルを一斉発射されると撃ち漏らしが生じる。
すなわち、機関砲では飽和攻撃に対して有効な防御力を発揮できない。
RAMはこの問題に対する技術的回答として用意された、「ミサイルを撃墜するためのミサイル」である。
開発は1974年に始まったが、相対速度がマッハ2を越える状況下での終端誘導は大きな課題であり、開発は難航。
何度も中止の危機を乗り越えつつ、1992年にようやく実戦配備にこぎつけた。
スペックデータ †
全長:2.82m
直径:12.7cm
翼幅:44.5cm
発射重量:73.5kg
射程:9.6km
速度:マッハ2.5
推進方式:固体推進ロケットモーター
エンジン:Mk36改8またはMk112減煙モーター(AIM-9のもの)
弾頭:WDU-17B HE爆風破片弾頭(10kg)
誘導方式:パッシブレーダー誘導/赤外線誘導
主な搭載艦艇 †
- アメリカ
- ドイツ
- ブレーメン級フリゲート
- ブランデンブルク級フリゲート
- ザクセン級フリゲート
- ブラウンシュヴァイク級コルベット
- ゲパルト級ミサイル艇
- 韓国
- 忠武公李舜臣級駆逐艦
世宗大王 級イージス駆逐艦独島 級ドック型揚陸艦(強襲揚陸艦)
- 日本
- 19500t型護衛艦(22DDH)(SeaRAM予定)
- 19500t型護衛艦(22DDH)(SeaRAM予定)
- ギリシャ
- リュッセン級ミサイル艇
- トルコ
- ヘイベリ(ミルゲム)型コルベット(建造中)
- エジプト
- アンバサダーMk.3級ミサイル艇(建造中)